2005-02-15から1日間の記事一覧

マオリ研究は、どこの大学が強いのか

ワイカト大学(The University of Waikato)出身のこのマオリのライブラリアンに、マオリ語の歴史をはじめとして、マオリ語研究だったら、どの大学がいいのかと最後に質問したところ、「学部によって違うが、まずはワイカト大学(The University of Waikato)…

マオリの運動にとってのMLKは、ランギヌイ=ウォーカーではないか

合州国における黒人の意味論的な闘いを私は思い出していた。 1960年代の合州国における黒人の公民権運動が日本の英語教育の教材になることは今日普通のことになっている。 公民権運動については、ウーピー=ゴールドバーグの「ロング ウォーク ホーム [VHS]…

マオリ語を強化していく基本戦略

マオリにとって英語は、仕事を得るための必要手段である。 ワイカト大学(The University of Waikato)で私がマオリ語を一緒に学んだマオリのクラスメートのように英語だけしか話せない、また英語しか話さないマオリも少なくない。 マオリの生き方として、片…

英語を話せるマオリの存在とはどういう存在なのか

現在、ニュージーランドのマオリは、例外なく英語を話すという認識が一般的である。 これは、マオリのイギリス語化は、他ならぬ学校ですすめられた経緯があるからだ。 より正確に言えば、学校でマオリ語を話したら、教師に罰せられたのだ。こうした有形・無…

ニュージーランド・アオテアロアか、アオテアロア・ニュージーランドか

ワイタンギ・デーにワイタンギで私が考えた「アオテアロアとニュージーランド」という基本概念についても、聞いてみた。 つまり、先住民であるマオリ、そのマオリのクペの妻がアオテアロアと呼んだ土地を、ヨーロッパ系白人であるオランダがノヴァ・ゼランド…

ニュージーランドをどうとらえるのか

「多民族国家として、ニュージーランドという国をどうとらえるべきか」と私が質問した際に、ニュージーランドは「二つの民族の国」(A Nation of Two Nations)であると彼は答えた。「二重文化の統治」(“Bi-cultural Governance”)であると。 A Nation of Two N…

パケハという名称について聞いてみた

まず、パケハという名称について質問をしてみた。 パケハとは、一般にヨーロッパ系白人のことを指して言うのだが、これは全部ではないのだけれど、パケハという名称をとても嫌う白人がいる。 たとえばマイケル=キングなど、私が買って読んでいる一般的歴史…

国立図書館にまた出かける

ワイカト大学(The University of Waikato)で学んだという国立図書館の若いマオリの男性ライブラリアンに会うのは、今日で3回目になる。 これまでは、30分程度くらいしか話ができなかったが、今日は1時間半ほど、いろいろと質問をすることができて、私なりに…