2005-02-23から1日間の記事一覧

タラナキでの教師生活

3時20分には学校が終わり、今日は会議もないというので、車で2分ほどで帰宅。 隣人が遊びに来て、コーヒーを飲んで談笑。 夕飯を食べたら、また海釣りでも行こうかという感じだ。 ジェフは、海釣りで自分の人生の大半の時間を食いつぶしてきたというが、私の…

「教育」(education), 「観察」「研究」(study)と「詰め込み」(cramming)

地理にあたるのだと思うが、ジェフのクラスは、女子が7人、男子が9人で、全部で16人の学生の授業だった。 「気温」「雨量」「年間雨量」「温度範囲」「湿度」などの基本的な資料を与えて、基礎的な学習をさせ、それを総合化させる授業だ。 生徒がたったの16…

タラナキという保守的な土地柄

生まれたときからタラナキに住んでいるジェフによれば、タラナキは保守的な地域であるという。この辺は大土地所有者も多く、資本家的考え方の者が少なくないからということだそうだ。 オークランド大学で学んだジェフからすると、政治的に保守的であることか…

マオリ語を第二言語として学んだマオリ語の教師と、英語を第二言語として学んだ私

アロマハナも釣りがうまいとジェフが言っていたが、このアロマハナにとって、マオリ語は、第二言語だという。 授業参観をさせてもらったが、教室には靴を脱いで入る。普通の教室なのに、まるでマオリのマラエか、日本の道場の雰囲気だ。マオリの生徒が6人く…

日本人がバナナなら、マオリはポテトである

これまで歴史的に日本は植民地化されたことはないとはいえ、意識としての植民地化はかなり進んでいるのではないかと感じることが少なくない。 外側の肌は黄色いのに内側が白いと勘違いしている日本人が多すぎるのではないだろうか。少し古い言い方になるが、…

タラナキのマオリは反逆児

タラナキのマオリの部族は8つほどあるのだが、1840年のワイタンギ条約に署名しなかったことで有名だ。 これには、ワイタンギ周辺のマオリの部族やワイカトの部族との抗争も理由としてあったらしいが、タラナキの部族の独立心が強かったこともあるという。 1…

マオリ語の教師に歴史を学ぶ

ワイカト大学(The University of Waikato)のマオリ学部の教授が、タラナキに行ったら、ここに連絡を取るといいと電子メールで電話番号と夫婦の名前を紹介されていたのだが、世界は狭いもので、そのマオリの夫婦は、ジェフとマーガレットの長年の友人夫婦だ…

タラナキ地域の高校を訪問する

ジェフとマーガレットの家から、高校までは、車で2分だ。この高校に午前中の11時に訪れると、教員の休憩室に案内された。 授業が終わると、教員たちが休憩室に戻ってくる。 休憩室には、コーヒーが完備しているし、フォークもナイフも必要なものは全部ある。…

海外での私の学校訪問の経験

ジェフやマーガレットに誘われて、昨日高校訪問をした。 高校で英語教師をしているわりには残念ながら、これまで私は英語圏の学校見学をあまりしたことがない。 合州国では、コロラド州にあるロッキーマウンテン高校くらいしか見学したことがない。 オースト…