2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧

文部科学省のプロジェクトチーム、首都直下地震予測で震度7〜6

3月31日の朝日新聞で、首都圏直下地震で、文部科学省が予測図を公表したと報じている。 それによると、震度7〜6が広範囲に予測図として示されている。 「試算の前提」では、「中央防災会議の想定より10キロ程度浅いところがあると突き止めた」ことが特徴だと…

ドイツのエーオン、イギリスでの原発プロジェクトを断念

「独エーオンとRWE、英国での原発プロジェクト断念」と、ロイターが伝えている。(3月30日(金)13時48分配信) [ロンドン/デュッセルドルフ 29日 ロイター] 独エネルギー大手のエーオン<EONGn.DE>とRWE<RWEG.DE>は29日、150億ポンド(2…

見えない放射能の恐怖

宇宙航空研究所開発機構が、放射線を測定し、画像で放射能の分布を確認できるカメラを開発したと発表。3月30日の朝日新聞が報じている。 カメラは、セシウム137などから飛んでくるガンマ線をキャッチ。線量の高低に応じ、赤、青、黄などに色分けして表示する…

アーニー・ガンダーセン氏の「福島第一原発 真相と展望」を読んだ

アーニー・ガンダーセン氏の「福島第一原発 ―真相と展望 (集英社新書)」を読んだ。 著者のアーニー・ガンダーセン(Arnie Gundersen)氏は、原子力技術者。福島第一原発事故発生時にCNNテレビに出演したガンダーセン氏は、「核燃料の七0〜八0パーセントがメ…

「用心棒」も観た

「椿三十郎」は「用心棒」のあとに作られた。 「用心棒」も面白いが、ハードボイルドというのか、劇画調というのか、「椿三十郎」とは空気感が違う作品になっている。初めて見るなら、「椿三十郎」がお勧めだ。 これら黒澤映画は、組織論や組織戦を考える上…

やはり「椿三十郎」は面白い

黒澤明監督の「椿三十郎」は何度見ても面白い。 城代家老の陸田(伊藤雄之介)とその夫人(入江たか子)、そして椿三十郎(三船敏郎)の比較が面白い。夫人に頭のあがらない椿三十郎ということでは、陸田や夫人の方が上手であるが、そもそも人間のタイプが違…

"Louisiana 1927"の"They're tryin' to wash us away"

アルバム"No Nukes"とRandy Newmanの"Good Old Boys"の"Louisiana 1927"を素材にして3・11のことに触れた。 "Louisiana 1927"についていえば、テーマのひとつは「自然災害」か「人災」かということで、以下のような問題提起もした。 "Loo-eez-ee-ann-a, they…

Randy Newmanの"Louisiana 1927"

Randy Newmanの“Good Old Boys”(1974)という南部をテーマにしたコンセプトアルバムの中に”Louisiana 1927”という唄がある。1926年秋、何ヶ月も雨が降り続き、ニューオリンズを守るために上流のダムをダイナマイトで吹き飛ばすということがあって、結果的に…

アルバム”No Nukes”(1979)のRobert Christgau評

私が英語教師なりたての1979年にAsylumから”No Nukes”という3枚のレコード(vinyl)が出された。DVDはもちろんCDもインターネットもない頃の話である。 この3枚の輸入盤は、1979年4月のスリーマイル島の原発事故から、Jackson BrowneやGraham NashがMUSE(Music…

4号機の使用済み核燃料の加熱・崩壊は2つの偶然で救われていた

原子力発電は、冷却機能が死活問題である。冷却するための水を循環させるポンプとポンプを動かす電源が重要である。電源喪失(ブラックアウト)は、冷却機能の停止を意味する。そうなれば、暴走し、炉心溶融(メルトダウン)となり、手がつけられない状態と…

気象庁気象研究所による放出セシウム試算

2月29日の朝日新聞に「セシウム放出4京ベクレル」という記事が載っていた。 北太平洋79地点で採った海水の放射能の実測値をもとに算出したという。 東京電力福島第一原子力発電所の事故によって大気中に放出された放射性セシウムの総量は、最大約4京(けい)…