2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

大飯原発再稼働反対の声が首相官邸前を埋めつくす

関西電力の大飯原発の再起動を7月1日に控え、抗議行動が、29日夜、東京首相官邸前を埋めつくした。 この抗議行動に連帯する行動が大阪、京都、名古屋でもあった。主催者側は15万人から18万人が集まったと発表している。 こうした動きに対して、朝日新聞は、…

「津波軽視のまま3・11」

朝日新聞で「砂上の原発 地震列島に57基」というシリーズが始まった。6月28日付の記事は、その第1回目の記事。タイトルは、「津波軽視のまま3・11」。 冒頭に、「東日本大震災で東京電力福島第一原発事故が起きる20年以上前、原発が想定外の津波で被害を受け…

「大震災の資料 保存急ぎ、研究の場つくれ」

6月23日付の朝日新聞の「私の視点」の欄に、「大震災の資料 保存急ぎ、研究の場つくれ」という意見が掲載されている。 投稿されたのは、神戸学院大教授(資料学)の水本浩典氏。 水本氏についてよく存じ上げてはいないが、氏は、「東日本大震災の被害の大き…

ドキュメンタリー映画「ショージとタカオ」の監督・井出洋子さん

本日の朝日新聞の「著者に会いたい」で、ドキュメンタリー映画「ショージとタカオ」の映画監督・井出洋子さんが紹介されていた。 「ショージとタカオ」は、1967年の布川事件を14年間追いかけたドキュメンタリー映画だ。 私も昨年見たが、長さを感じさせない…

井上ひさし作「藪原検校」を観てきた

井上ひさし作、こまつ座、栗山民也演出、「藪原検校」を観てきた。 野村萬斎が薮原検校を襲名する前の杉の市を演じ悪と欲望を表現する。小日向文世が演じる塙保己市が、大衆が欲するであろう魔女狩り的処刑を権力者に対して冷徹に提示するところが凄い。 初…

Neil Young の新譜"Americana"を聞いた

Americana Neil Youngの新譜"Americana"を聞いた。 本作はCrazy Horseとの演奏によるもので、Crazy Horseとの共演は、前作"Greendale"以来、9年ぶり。 といっても、曲目は、アメリカ人なら幼稚園時代から聞いているフォークバラッズのカバーアルバム。 1曲目…

「No Nukes 2012」

音楽家・坂本龍一さんが、7月初めに「No Nukes 2012」という脱原発を訴える音楽イベントを開催するという。 今日の朝日新聞のオピニオンで「再稼働」に関する坂本龍一さんの意見が紹介されていた。 原理や原則についてきちんと議論がされないまま、「論理」…

「『学び』という希望」を読んだ

尾木直樹さんの「「学び」という希望――震災後の教育を考える (岩波ブックレット)」を読んだ。 東日本大震災、そして福島第一原発の事故が深刻な放射能汚染を引き起こしているにもかかわらず、「子どもたちの状況はどうか、学校、教育はいったいどうなってい…

「日本語は特殊な言語ではない」

朝日新聞の本日の夕刊のコラム「人・脈・記」に、言語の比較研究で興味深い話が載っていた。 残念ながら私は手にしたことはないのだが、「世界の言語と日本語」(1991年)*1の著者・角田太作さんは、東大大学院生であった1971年にオーストラリアのモナッシュ…

「安全委、業界の意向反映」(1993年)

6月5日付の朝日新聞によれば、「国の原子力安全委員会の作業部会が1993年に原発の長時間の全電源喪失についての対策は不要と結論づけたのは、電力会社の意向が反映された結果だった」という。「4日、安全委の公表した資料でわかった」という。 福島第一原発…

「原発は決して安くない」(大島堅一立命館大学教授)

朝日新聞のコラム「プロメテウスの罠」で、立命館大学教授の大島堅一さんが「原発は決して安くない。早くやめ、再生可能エネルギーに切り替えたほうが税金も節約できます」と述べている。 大島教授は、一橋大学の大学院生のときに、市民科学者・故高木仁三郎…

「5年間 原発業界が1610万円」

福井県敦賀市にある高速増殖原型炉「もんじゅ」の安全性を調べるために設置された「専門家委員7人のうち3人が、原子力関連の企業・団体から寄付を受けていた」ことが、朝日新聞の調べてわかったと朝日が報じている(大谷聡記者)。 寄付は「5年間で1610万円…

「失敗から何も学んでない」

「あぜん、再稼働」という朝日新聞の6月2日のコラムで、「大阪府市エネルギー戦略会議座長」として関西電力と議論をしてきた植田和弘京大教授が、大飯原発を再稼働させたい理由について、関電幹部は「夏場に電気が足りないから」とは決して言わない、「安全…

「大飯再稼働、首長の豹変」

朝日新聞が、「大飯再稼働、首長の豹変」との見出しで、橋下市長と滋賀・嘉田知事が、一転して「事実上容認」の姿勢を打ち出したと報じている。 背景には「夏の電力不足への懸念」があるという。 こうした意見・論調に納得できるのか、国民が問われていると…