2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「それは人間であることとなんの関係があるのか」

渡辺一夫さんの「ヒューマニズム考―人間であること (1973年) (講談社現代新書)」を面白く読んだ話の続き。 フランス文学者・渡辺一夫さんの書いた「ヒューマニズム考」は、文体は平易だが、内容的に文化背景的に深いものがあり、理解することは案外たいへん…

「ヒューマニズム考 人間であること」を読んだ

渡辺一夫著「ヒューマニズム考―人間であること (1973年) (講談社現代新書)」を読んだ。 この講談社現代新書は、1973年のものだが、初版は1964年に書かれたもののようだ。 フランス文学者の渡辺一夫によって書かれた本はこれまで全く読んだことがなかったが、…

”The Grapes of Wrath” by John Steinbeck

映画「怒りの葡萄」の話を昨日書いた。 オクラホマでは農地がオークションにかけられ売却されて、農地が土埃となり、トラクターがやってきて接収していったと、Howard Zinnの”A People’s History of the United States”にある。 オクラホマで何が進行してい…

Route 66

Cars Route 66という道路は、唄にも歌われ、Rhythm and Bluesのstandardになっている。 Song Meaningのサイトでチェックしてみたら、"Redneck*1 classic"(「貧乏白人の古典的R&B」)という書き込みが1件だけあった。 歌詞の中に、私も行ったことのあるGallu…

映画「怒りの葡萄」(1940年)を観た

スタインベック(John Steinbeck)の小説”The Grapes of Wrath”が出版されたのが1939年。 ジョン・フォード(John Ford)監督。Tom Joad役でヘンリー・フォンダ(Henry Fonda)主演の映画"The Grapes of Wrath"が公開されたのが1940年。音楽担当は、アルフレッド…

シェイクスピアの「十二夜」を観てきた

学生時代にHamletを原書で読んだり、audio booksを聞いたりしたことがある。 シェイクスピア関連では、木下順二さんや小田島雄志さんの解説書も何冊か読んだこともある。 シェイクスピアにも大いに興味があるのだが、時間的余裕がない。 今回青年劇場による…

映画「十二人の怒れる男」

9月14日付けの朝日新聞の「私のグッとムービー」欄で、漫画家のちばてつやさんが映画「十二人の怒れる男」を紹介している。 映画「十二人の怒れる男」は、1957年のシドニー・ルメット監督の作品。ヘンリー・フォンダが主演している。 映画「十二人の怒れる男…

映画「ヤングアダルト」を観た

青年期にたくさん映画を観ているわけでもないし、ものすごい映画ファンということでもないのだけれど、初めてアメリカ合州国に滞在したとき、英語を学ぶために映画館に通いつめるようになってから、結構映画を観るようになった。 時間的余裕があれば、もっと…

映画”Oh, God!” (1977) を久しぶりに観た

Avery Cormanの小説”Oh, God!”の映画化作品は、John Denver, George Burnsが出演した1977年の映画だった。 かけだし英語教師の頃、”Oh, God!”は大いに気になっていた映画で、教室授業で扱いたいと思っていた1本であった。 当時は、ビデオデッキも一般に出回…

現場経験から得られる「暗黙知」

9月1日付の朝日新聞で、一橋大学名誉教授の野中郁次郎さんが、日本の経営について語っていた。 私は経営のことはよくわからないし、経営関係の書物もほとんど読んだこともない。また、野中郁次郎さんについても、そのお名前を聞いたことがなかった。 「オピ…

映画"Moneyball"を観た

映画"Moneyball"を観た。 映画"Moneyball"は、Oakland AthleticsのGM(general manager)である Billy Beaneの実話をもとにしている映画。私は大リーグのことはほとんど知らないので、よくわからないのだが、そんな私でもこの映画は楽しめた。 Billy BeaneをBr…

井上ひさし作「芭蕉通夜舟」を観てきた

こまつ座公演、坂東三津五郎主演の「芭蕉通夜舟」を観てきた。 これ、ほぼ一人芝居。 初演は、小沢昭一だったようだ。小沢昭一の「芭蕉通夜舟」も観てみたかった。

木下惠介生誕100年企画

木下惠介監督は1912年12月、浜松市の生まれ。今年生誕100年を迎え、松竹が木下惠介100年プロジェクトを企画していることを、朝日新聞の広告特集で知った。 http://www.shochiku.co.jp/kinoshita/content/project.html それで「今、甦る木下惠介の魅力」と題…