Entertainment
よいものは何度も観てみたい。 蜷川幸雄演出の「ハムレット」を再度観てきた。 やはり平幹二朗がすばらしかった。
主演ハムレット役の藤原竜也も良かったが、とりわけクローディアス/亡霊役の平幹二朗が熱演していた。墓堀役の山谷初男もよかった。ポローニアス役のたかお鷹も好演していた。
小泉今日子出演の「いやおうなしに」という「歌謡ファンク喜劇」を観てきた。 楽しいけど、俺の好みではありませんね。
平田オリザさん演出のカフカ原作「変身」を観てきた。 アンドロイドを使う手法は、おそらく人間とは何かということを追求する方法論なのだろう。平田オリザさんがアンドロイドをつかった演劇に取り組んでいることは聞いていたが、実際に観たことはなかった。…
はじめてではないが、桃月庵白酒の落語を聞いてきた。
蜷川幸雄演出のシェイクスピアシリーズ。シリーズ第29弾は、「ジュリアス・シーザー」。 マーカス・ブルータス(阿部寛)、マーク・アントニー(藤原竜也)、ジュリアス・シーザー(横田栄司)、カイアス・キャシアス(吉田剛太郎)。 「英雄伝」にはなかっ…
今回公演では、2回目の観劇になる。 「きらめく星座」は通算3回目の観劇。 ライブパフォーマンスというものはそういう性格のものなのだろう。前回とまるで違うくらいの出来に大変驚いた。 同じ脚本でも、演技者の状態、チームの状態によってまるで違うものに…
二日前のことだが、劇「火のようにさみしい姉がいて」を観てきた。 清水邦夫作、蜷川幸雄演出。大竹しのぶ・宮沢りえ・段田安則出演。
写真は映画*1だが、俳優座の劇「クレアモントホテルにて」を観てきた。 *1:映画「クレモントホテル」は未見。
落語は、声がかすかにしか聞こえなかった三遊亭円歌が一番良かった。 鏡味仙三郎社中の太神楽(だいかぐら)の芸に感動した。 寄席に出かけていろいろな芸人を見ていると、芸風というのはいろいろあるものだと思う。でも、大事なことは、その芸人が、自分の…
6月に観た「てんぷくトリオのコント」をまた観てきた。 そのときは山西惇さんが井上ひさし役だったが、山西惇さんは先日観た「きらめく星座」に出ていたから、井上ひさし役はどうなるのかと思っていたら、山西惇さんの代わりに市川しんぺーさんが井上ひさし…
今年はシェイクスピアの生誕450年。 なるべくシェイクスピアの劇を観たいと考えている。 なかでも「ハムレット」は俺の好みなので、初めて「子供のためのシェイクスピアカンパニー」という劇団の"Hamlet"を観てきた。 「子供のための」とあるので、副読本の…
前にも観た芝居だが、こまつ座の「きらめく星座」を観てきた。 この物語は、日本が戦争に突っこんでいく昭和15年11月3日から16年12月8日前夜までの時代を、西浅草のオデオン堂というレコード屋さんの家族を中心に展開していく。 オデオン堂の家族は、店の主…
柳家喬太郎さんの落語を初めて聞いた。 「擬宝珠(ぎぼし)」と「孫、帰る」と、ふたつ聞いたが、たいへん上手な噺家さんで驚いた。 いっぺんで喬太郎さんのファンになってしまった。
鶴瓶さんの落語をまた聞きに行った。 まず、緞帳前での立っての鶴瓶噺。 落語の演目はみっつ。「転宅」「三年目」「たちぎれ線香」。 どれも素晴らしい出来栄えだった。 鶴瓶さんは、「離見の見」をめざしているとどこかで言っていた。 もっと稽古をしてもっ…
笑福亭鶴瓶さんが落語に真剣に取り組んで13年がたつという。 初めて鶴瓶さんの落語を聞いたとき、たまたまであったが、その完成度に驚いた。 それから鶴瓶さんの落語を、こちらも観客として真剣に聞いてみたいと思った。 その鶴瓶寄席が始まる。
またニュースペーパーのステージを観た。
大正時代に民本主義で知られる吉野作造をテーマにしたこまつ座の「兄おとうと」を観てきた。 井上ひさしさんは「この人から受け継ぐもの」(岩波書店)で、吉野作造について1章をもうけて書いている。 その中で、「…吉野作造は全部考えています。吉野作造の…
鴻上尚史さんの「朝日のような夕日をつれて2014」を観てきた。
とくに笑福亭鶴瓶のファンということもないのだが嫌いということもない。 先日終わってしまったタモリさんの「笑っていいとも」などで普通に笑福亭鶴瓶を見ていた。 落語といえば、志ん生をリアルタイムで見てきたわけではないが、俺の場合は、なんといって…
集団的自衛権が閣議決定された日にニュースペーパーを観てきた。 安倍晋三首相の物まねがすごかった。 皇室者ものも面白かった。 現代日本は、悲劇を喜劇的に演じている。悲劇も喜劇もその境がなくなってしまった。 笑うしかないのだが、笑ってもいられない…
村上春樹の小説を一冊も読んでいないので、村上春樹のファンとはいえるはずもない。 蜷川幸雄演出の「海辺のカフカ」を観てきた。 古畑新之、宮沢りえ、藤木直人、木場勝己、鈴木杏ら、出演。 15歳の少年の心理。エディプスコンプレックスの影響も感じとれた…
野村萬斎出演・演出の「マクベス」を観てきた。 『藪原検校(やぶはらけんぎょう)』はたいへん良い舞台だったと感心したが、残念ながら野村萬斎さんの能やパフォーマンスをそれほど観ているわけではない。 で、この「マクベス」。 これはたいへん良かった。…
劇中のてんぷくトリオ役は、我が家。 このてんぷくトリオ役はむずかしい。笑いをとるだけのほうが、よほど簡単だろう。劇中のコントは、井上ひさしさんが言うように、コントと劇が違うだけにむずかしい。 でも、俺は楽しめた。 井上ひさしさんの気持ちがよく…
今年はシェイクスピア生誕450年。 なるべくシェイクスピアの劇を観ようと思っている。 今日はシェイクスピアシアターの「ヴェニスの商人」を観てきた。
井上ひさし作・蜷川幸雄演出の「ムサシ」の初演(2009年)は、リアルタイムで観ていない。 今回、「ムサシ特別版DVD」を購入して見た。 小次郎役は小栗旬。沢庵役は辻萬長。 初演ぎりぎりに台本ができあがったという裏話など、特典DISCがあって楽しめる。 井…
今年はシェイクスピア生誕450周年ということで、あちこちでシェイクスピア劇が上演されている。 今日はそのひとつ、白井晃演出による古谷一行演じるプロスペロの「テンペスト」を観てきた。 人生、眠り、夢、復讐、寛容、魔法…。 シェイクスピアの最後の劇と…
「敗戦直後に作られた幻の”大島憲法”に想を得た近未来劇」というふれこみの「みすてられた島」を観てきた。 ちらしの解説によれば、「大島憲法」とは、「1945年のポツダム宣言時、日本の施政権を本州、北海道、九州および四国に絞る方向が出されていた。翌19…
パンフレットを読むと、こまつ座の「太鼓たたいて笛ふいて」の上演は、2002年・2004年・2008年とあり、今回が4回目の再演になるという。 前回わたしが観たのは、2008年。 前回の公演から6年の歳月が経ち、その間に、東日本大震災、福島第一原発事故、特定秘…
ちくま文庫の「映画をたずねて 井上ひさし対談集」を読んだ。 これは題名のとおり、井上ひさしさんの対談集で、相手は、黒澤明、山田洋次、渥美清、小沢昭一、高峰秀子と、とても面白い対談集なのだが、これまでつまみ食い的に読んでいて、読了していなかっ…