History
2008年にBBCで放映されたイギリス人スティーブン・フライのアメリカ合州国周遊の旅。 第二回目は、深南部(Deep South)である。 https://www.youtube.com/watch?v=2cn8io3kplA まず、南部州のヴァージニア州(Virginia)。 Mason-Dixon roadを走り、北部と南…
斜め読みだが、「城山三郎と久野収の「平和論」」を読んだ。 憲法論議をするとき、歴史を深く学ぶ必要があると思う。そして多角的に考えることが大切である。
2008年のBBCテレビ放映だが、イギリス人のスティーブン・フライ(Stephen Fry)がロンドンのタクシーに乗ってアメリカ合州国を旅する"Stephen Fry in America"というシリーズ(全6回)があって、これがなかなか面白い。 https://www.youtube.com/watch?v=_yO6B…
アメリカ合州国史の中でも公民権運動は重要な歴史的事実である。 公民権運動を聞いたことがない人でも、キング牧師(マーチン・ルーサー・キング・ジュニア)の名前は聞いたことがあるだろう。 その公民権運動のミュージアムがミシシッピ州のジャクソンに開…
以下、朝日新聞デジタル版(2017年11月28日05時00分)から。 「ポスト真実」の時代と言われる。事実より信条や感情へ訴えるウソの方が世論形成に大きく影響するといわれる状況に、どう立ち向かえばいいのか。ホロコースト(ユダヤ人虐殺)否定者と法廷で闘っ…
アーサー・ビナード編著「知らなかった、ぼくらの戦争」を読んだ。 感想をいくつか述べると、第一に、コトバについてである。 編者のアーサー・ビナード氏が詩人であること、ミシガン生まれのアメリカ人であることから、ひとつひとつのコトバに対して、鋭く…
以下、朝日新聞デジタル版(2015年8月14日20時57分)より。 8月は私たち日本人にしばし立ち止まることを求めます。今は遠い過去なのだとしても、過ぎ去った歴史に思いをいたすことを求めます。 政治は、歴史から未来への知恵を学ばなければなりません。戦後…
以下、朝日新聞デジタル版(2015年7月25日05時00分)より。 三谷太一郎さん、大沼保昭さん、藤原帰一さんの(座談会)「70年談話、学者の危機感」から。 座談会の内容は、略。 戦後70年の安倍首相談話が内外の注目を集める中、日本を代表する国際法学者…
ブログでも、新聞などから全文引用するのは著作権の問題から問題があると考えてきたが、ほぼ全文のかたちで以下引用させていただく。 以下、朝日新聞(デジタル 5月7日(木)16時2分配信)から。 主に米国の日本研究者、歴史学者ら187人が連名で「日本の歴…
朝日新聞の夕刊で連載中の「人生の贈りもの」。 今回は、歴史家・色川大吉さん。 以下、朝日新聞から。 ――丸山さんのような近代主義では、歴史はとらえきれないということですか。 かつては私も近代主義者だったのです。戦後の民主化、近代化はいいことだ、…
朝日新聞の夕刊で連載中の「人生の贈りもの」。 今回は、歴史家・色川大吉さん。 以下、朝日新聞から。 家業はかなり大きな運送業でしたが、おやじは一人娘に婿に来たので、夫婦げんかをすると追い出されるのはおやじの方。そういう家父長制の弱い家柄だたた…
「権力との向き合い方」と題する朝日新聞の「オピニオン」の欄で、「歴史探偵」であり作家の半藤一利さんが「自らの失敗にこそ厳しく」、また、ジャーナリズムへの期待を失っていないと強調されている。 (前略) こうした無責任体質からの決別と問責から、…
元ドイツ大統領のワイツゼッカー氏が亡くなった。 以下、朝日新聞から。 ドイツ大統領府によると、統一ドイツの初代大統領で、ナチス・ドイツの過去と正面から向き合うことを説いた同国のリヒャルト・フォン・ワイツゼッカー氏が31日、死去した。94歳だ…
安倍首相は、18日夜、首相官邸で記者会見し、来年10月に予定されている消費税10%への引き上げを1年半(18か月)先送りし、21日に衆議院を解散すると表明した。 この記者会見をテレビで見たが、「財政再建の旗を降ろすことはけっしてありません」。「再び延…
本日朝刊の朝日新聞「天声人語」で、「麻生副総理が7月29日、ある会で改憲に触れて、こう述べたと」と麻生氏の発言を紹介していた。 「気づいたら、ワイマール憲法がナチス憲法に変わっていた。誰も気づかないで変わった。あの手口に学んだらどうか」 当然予…
スピルバーグ監督の映画「リンカーン(Lincoln)」を映画館で観てきた。 断るまでもなく、私は映画評論家ではないし、歴史家でもない。 スピルバーグ監督によるこの映画を、映画としての視点を中心にして語ることは可能だろう。YouTubeでそうした視点でコメン…
"Who Was..." seriesは、小学生向けだろうか。子ども向けの"Who Was..." seriesの"Who Was Mark Twain"を読んだ。 "The Adventures of Tom Sawyer"は、Mark Twain(Samuel Langhorne Clemens)の子どものときの体験をもとに書いた作品。 面白いアイデアやいた…
5月18日付朝刊で「橋本氏発言をめぐり維新迷走」と朝日新聞が報道している。 以下は、朝日新聞からの一部抜粋。 石原氏「侵略ではない」 日本維新の会の石原慎太郎共同代表は17日、先の大戦の旧日本軍の行為について「侵略じゃない。あの戦争が侵略だと規…
YouTubeで、ハリソン・フォード(Harrison Ford)のインタビュー*1を見ていたら、新作映画「42」の話になった。 俺はMLBについては全く詳しくはないけれど、Jackie RobinsonがMLBで最初のアフリカ系アメリカ人選手であることくらいは知っている*2。そして、…
Podcastで歴史家Howard Zinnの1時間のインタビューを聞いた。 とても面白かった。 たくさん書きたいこともあるが、ハワード・ジンが書いた有名な歴史本*1が、出版当時はさんざんな評価だったが、それが変わってきたこと。高校は保守的で全体主義的であること…
Teaching a People's Historyのサイトを閲覧していたら、"November is Native American Heritage Month."とあった。 http://zinnedproject.org/posts/featured-activity/native-american-heritage-month November is Native American Heritage Month. While …
スコットランドの独立問題がBBCなど海外のメディアに載っていた。 歴史的に英語がこれほど世界を席巻しているということは、まずは国内問題として、アングロサクソンが先住民族を征服する過程ということになるが、イングランド(England)は、1536年にウェール…
"A People's History of the United States"を書いたHoward Zinnの"The People Speak"をながめていたら、"Women's Declaration of Rights"という箇所で、アメリカ独立宣言(The Declaration of Independence)を下敷きにして、女性の権利宣言を述べている文章…
映画「怒りの葡萄」の話を昨日書いた。 オクラホマでは農地がオークションにかけられ売却されて、農地が土埃となり、トラクターがやってきて接収していったと、Howard Zinnの”A People’s History of the United States”にある。 オクラホマで何が進行してい…
スタインベック(John Steinbeck)の小説”The Grapes of Wrath”が出版されたのが1939年。 ジョン・フォード(John Ford)監督。Tom Joad役でヘンリー・フォンダ(Henry Fonda)主演の映画"The Grapes of Wrath"が公開されたのが1940年。音楽担当は、アルフレッド…
本書は、題名にあるように、"Voices of a People's History of the United States"を使った教室授業の指導書といった位置づけになるのだろう。 Document-based-questions(DBQs)、Chapter main points、Discussion questions、suggested assignments、suggest…
昨日、紹介したマット・デイモンの「アメリカ独立宣言」(The Declaration of Independence)の朗読だが、「2分とちょっと」と紹介したように、もちろん全文の朗読ではない。けれども、独立宣言のもっとも重要な箇所の朗読になっているところが凄いところだ。…
ネットサーフィンをしていたら、たまたま俳優・マット・デイモン(Matt Damon)氏の朗読による「アメリカ独立宣言」(The Declaration of Independence)を見つけた。 history.comのヒストリーチャンネルの"The people speak"という番組からのビデオクリップ…
1月6日の朝日新聞で、作家の半藤一利さんが朝日新聞のインタビューに答えている。 ー 日本の歴史の中で、今の時代をどうとらえていますか。 私は時代の変化を「断絶」で考えている。明治維新は西洋文明を入れることで断絶に向き合い、敗戦後は第日本帝国から…
ここ数日、ハワード・ジンの話を聞いているのだが、アメリカ合州国の歴史で、労働者側の話が発掘され伝えられていないというハワード・ジンの指摘を聞いて、もっともだと思った。 ハワード・ジンが紹介していた労働争議がいくつかあったのだが、次はそのうち…