Nuclear Power Plants

「制御しきれぬ福島第一 汚染水の水位下がらず理由も不明」

以下、朝日新聞デジタル版(2019年7月28日16時0分)から。 東京電力福島第一原発の汚染水対策が難航している。原子炉建屋などの地下にたまる高濃度汚染水はなお約1万8千トン。計画通りに減らせていない場所もある。安倍晋三首相は2013年9月の東京五輪招…

「(寄稿 新時代・令和)原発と人間の限界 作家・高村薫」

以下、朝日新聞デジタル版(2019年6月28日5時0分)から。 作家・高村薫さん 原子力発電をめぐる平成の30年は、国内外の潮流が肯定と否定、推進と縮小もしくは撤退の二つの方向へ分かれ、ウラン濃縮や核兵器の拡散問題もはらみながら、世界に複雑なエネルギー…

「村本大輔さん、故郷を語る「原発は町のコンビニと同じ」」

以下、朝日新聞デジタル版(2019/4/14 18:04)から。 お笑いコンビ「ウーマンラッシュアワー」の村本大輔さん(38)は福井県おおい町出身。原発や沖縄の基地問題などについての自身の考えを、臆せずにSNS上でも発信しています。ふるさとに立地する原発や…

「(記者有論)福島第一原発の汚染水 政府は住民と議論尽くせ 川原千夏子」

以下、朝日新聞デジタル版(2019年3月14日05時00分)から。 東京電力福島第一原発で放射性トリチウムを含む汚染水がたまり続け、もうすぐ100万トンになる。構内には巨大なタンクが950基も立ち並び、現状の計画では2年以内に保管量の上限に達する。だ…

「原発輸出政策、総崩れ 日立、英での計画中断へ」

以下、朝日新聞デジタル版(2019年1月12日05時00分)から。 日立製作所が、英国での原発建設計画の中断を来週にも決める方向となった。民間企業の出資協力が得られず、英政府からの支援拡充策も見込めないためだ。日立は2019年3月期決算で2千億〜3千…

「原発輸出「総崩れ」、安倍政権に打撃 唯一残る日立まで」

以下、朝日新聞デジタル版(2018年12月18日06時32分)から。 官民による「原発輸出」で最も実現性が高いとされた英国での計画が行き詰まった。計画を手がける日立製作所の中西宏明会長が17日、このままでは計画を進められないとの考えを表明。ほかの国への…

「東海第二原発の再稼働に反対表明へ 茨城・那珂市長」

以下、朝日新聞デジタル版(2018年10月24日11時22分)から。 再稼働を目指す日本原子力発電(原電)の東海第二原発(茨城県東海村)を巡り、同村に隣接する那珂市の海野徹市長は24日、市民団体の要望書提出を受け、再稼働に反対する意向を表明した。3月に…

「「原子力は1割未満に」環境省試算、経産省の反発で撤回」

以下、朝日新聞デジタル版(2018年9月24日05時00分)から。 国内の総発電量に占める原子力発電の割合が2050年度には1割未満にとどまるとした環境省の試算が今年2月、経済産業省の反発を受けて公表されずに撤回されていた。経産省は当時、政府のエネル…

「再稼働認めぬ判決、裁判長の信念「書かせたのは愛国心」」

以下、朝日新聞デジタル版(2018年8月4日16時09分)から。 福島第1原発の事故後では初めて、運転差し止めとなった関西電力大飯原発3、4号機をめぐる2014年の福井地裁判決。その裁判の控訴審で名古屋高裁金沢支部は7月、一審判決を破棄し、住民の請求…

「「経産省にだまされるな、安倍首相に言ったのに」小泉氏」

以下、朝日新聞デジタル版(2018年7月24日07時00分)から。 小泉純一郎元首相が朝日新聞のインタビュー取材に応じ、「原発ゼロ」に向けた国民運動をこれからも続けていくという考えを強調した。インタビューの主なやりとりは次の通り。 「安倍首相で原発ゼロ…

「M6級地震「どこでも起きる」 活断層がなくてもリスク」

以下、朝日新聞デジタル版(2018年6月19日05時00分)から。 日本は地震国だ。地震はどこで起こっても不思議ではない。危機管理からしても、「全国どこでも発生しない所はないと思って対応してほしい」というのは当たり前の考え方だ。 なのになぜ現政権が原発…

小出裕明さんの「騙されたあなたにも責任がある」(幻冬舎)を読んだ

今日は「子どもの日」。 41年間、「原子力発電所の事故を未然に防ぎたい」「原子力を廃絶させたい」と願って仕事をしてきた小出裕明さんの「騙されたあなたにも責任がある 脱原発の真実」を読んだ。 Q&A形式で書かれていて、重複も多いが、表現は平易で読み…

「言いたいこと言おうぜ」

大震災後、「反原発」発言が注目されている俳優の山本太郎さんが、本日の朝日新聞のコラム欄「言いたいこと言おうぜ」で、沢田研二さんと並んで載っていた。 山本太郎さんは、原発に関する政治的な発言から仕事が減り、収入が10分の1になったという。 沢田研…

花見の季節だけれど

花見の季節だけれど、なかなかそんな気分になれない。 忙しい生活の中、自転車でのポタリングをこれまで楽しみにしてきたけれど、そんな気持ちもしない。 食生活ではなんと言っても魚が好きなのだが、海洋汚染を思うと、気がすすまない。 野菜やキノコ類が大…

韓国の古里原発で事故隠しが発覚

「韓国の原発で最も古い釜山市の古里原発。原発を運営する公営企業に対し、隣り合わせて暮らしている集落の住民が、集落ごと集団移転を求めて騒動になっている。全電源喪失とその事故隠しが発覚し、住民の不安が高まっているからだ。日本の東京電力福島第一…

閣僚会合で、再稼働基準案を了承

「野田政権は5日、関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)を再稼働させる条件となる安全対策の暫定基準の骨子を了承した」と4月6日の朝日新聞が伝えている。 原発再稼働の安全性判断基準骨子 (1)地震・津波による全電源喪失の進展を防ぐため以下につ…

放射能汚染水12トン、海へ流失の可能性

4月5日の朝日新聞夕刊は、「福島第一原発で放射能汚染水の浄化処理で出る廃液がホースから漏れた」と東京電力が5日に発表したと報じている。 水漏れは止まったが、排水溝から一部が海に流れた可能性が高いという。漏れた量は約12トンとみている。3月26日も近…

浜岡原発再稼働に、さらに「壁」

「内閣府の検討会が南海トラフ沿いの巨大地震で、中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)付近で最大21メートルの津波の想定を示したことを受け、経済産業省原子力安全・保安院は2日、この想定に基づいて津波の影響を評価して16日までに報告するよう中部電力に指…

大飯原発再稼働、判断見送り

野田政権は、関西電力大飯原発3、4号機を再稼働させる政治判断を先送りする方針を固めたと4月3日の朝日新聞が伝えている。 福井県に隣接する京都府や滋賀県の反発が強いことを配慮しての判断だという。 野田政権が、原発再稼働に慎重な姿勢に転じ始めた。野…

ドイツのエーオン、イギリスでの原発プロジェクトを断念

「独エーオンとRWE、英国での原発プロジェクト断念」と、ロイターが伝えている。(3月30日(金)13時48分配信) [ロンドン/デュッセルドルフ 29日 ロイター] 独エネルギー大手のエーオン<EONGn.DE>とRWE<RWEG.DE>は29日、150億ポンド(2…

アーニー・ガンダーセン氏の「福島第一原発 真相と展望」を読んだ

アーニー・ガンダーセン氏の「福島第一原発 ―真相と展望 (集英社新書)」を読んだ。 著者のアーニー・ガンダーセン(Arnie Gundersen)氏は、原子力技術者。福島第一原発事故発生時にCNNテレビに出演したガンダーセン氏は、「核燃料の七0〜八0パーセントがメ…

4号機の使用済み核燃料の加熱・崩壊は2つの偶然で救われていた

原子力発電は、冷却機能が死活問題である。冷却するための水を循環させるポンプとポンプを動かす電源が重要である。電源喪失(ブラックアウト)は、冷却機能の停止を意味する。そうなれば、暴走し、炉心溶融(メルトダウン)となり、手がつけられない状態と…

気象庁気象研究所による放出セシウム試算

2月29日の朝日新聞に「セシウム放出4京ベクレル」という記事が載っていた。 北太平洋79地点で採った海水の放射能の実測値をもとに算出したという。 東京電力福島第一原子力発電所の事故によって大気中に放出された放射性セシウムの総量は、最大約4京(けい)…

水底のセシウム値、環境省の調査結果

東京電力福島第一原発事故の影響を調べている環境省の調査結果が出そろったと、22日の朝日新聞夕刊が報じている。 放射性セシウムは水1リットルあたりほぼ1ベクレル未満だったが、水底にたまた土砂中のセシウムの値はお大きくばらついていた。分布は降り積も…

3・11の邦画3作

3・11の邦画3作がベルリン国際映画祭で話題になっている。 2月17日の朝日新聞夕刊が伝えている。 19日まで開催中のベルリン国際映画祭で、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故をテーマにした日本の3作品が注目を集めている。2022年までに全原発を閉…

映画「イエローケーキ」の監督が来日

まだ観ていないが、ウラン鉱山の採掘現場の危険な実態を伝えるドキュメンタリー映画「イエローケーキ」のヨアヒム・チルナー監督の来日を、2月17日の朝日新聞夕刊が報じている。 イエローケーキは、天然のウランを精製したときにできる粉末。2002年に調査を…