Peacemakers

山室信一著「憲法9条の思想水脈」を読んだ

憲法9条の思想水脈 (朝日選書823)を読んだ。 憲法の提唱している平和主義の基軸と構造を総合的に考えること。 それぞれの思想は単純ではなく、対抗・拮抗している。その構造をとらえること。 歴史的に総合的に考えることが重要であることを、本書を読んで、…

「長崎市長「核保有国が出した決議のよう」 核廃絶決議に」

以下、朝日新聞デジタル版(2017年10月28日17時53分) 日本が国連総会に提出した「核兵器廃絶決議案」が144カ国の賛成で採択されたことを受け、長崎市の田上富久市長は28日、コメントを発表し、「まるで核保有国が出した決議のような印象」と苦言を呈し…

「核廃絶決議「非人道性の表現弱まった」 批判演説相次ぐ」

以下、朝日新聞デジタル版(2017年10月28日18時39分)から。 核兵器廃絶決議は国連加盟国の約75%の賛成を得たが、採決に際して批判する演説が相次いだ。今年のノーベル平和賞の授与理由にもなった核兵器禁止条約に言及せず、核軍縮を求める内容が弱まった…

「日本主導の核廃絶決議案を採択 賛成は23カ国減」

以下、朝日新聞デジタル版(2017年10月28日11時15分)から。 国連総会の第1委員会(軍縮・安全保障)は27日午後(日本時間28日早朝)、日本が主導して24年連続で提出した核兵器廃絶決議案を採決し、144カ国の賛成で採択した。ただ、核兵器禁止条約…

「共産・志位氏「国民の知らないところで戦争当事国に」」

以下、朝日新聞デジタル版(2017年10月18日02時16分)から。 ■志位和夫・共産党委員長(発言録) 米国のトランプ政権は、北朝鮮に対して「あらゆる選択肢がテーブルの上にある」と言っている。「あらゆる選択肢」の中には軍事的選択肢も入っている。つまり先…

「パナマ文書報道の記者、車爆弾で殺害か 首相は捜査約束」

以下、朝日新聞デジタル版(2017年10月17日10時41分)から。 欧州連合(EU)に加盟する地中海の島国マルタからの報道によると、同国で16日、政治家の腐敗告発で知られ、租税回避地をめぐる「パナマ文書」報道に加わった女性の調査報道ジャーナリスト、ダ…

「(私の視点)ナチスの加害学ぶ独 悲劇繰り返さないために サンドラ・ヘフェリン」

以下、朝日新聞デジタル版(2017年10月12日05時00分)から。 来日して20年の私が驚くこと。それは、日本にはナチスを称賛したり、部分的にではあっても「ヒトラーの何々がよかった」「ナチス時代はここがよかった」と褒めたりする人がいることだ。 昨年、…

コリン・キャパニック(Colin Kaepernick)選手の国歌に対する行動

アメリカ合州国でのアメリカンフットボールの人気は言うまでもなく圧倒的だ。 もう1年前の事件になるが、サンフランシスコ・フォーティナイナーズのクォーターバックのコリン・キャパニック(Colin Kaepernick)選手の抗議行動を初めて知った。 彼は、国内の…

映画「米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー」を観てきた

沖縄が生んだ不屈の政治家・瀬長亀次郎のドキュメンタリー映画。 TBSの佐古忠彦初監督作品。佐古監督は、TBSのNEWS23でキャスターとして筑紫哲也の薫陶を受けたキャリアをもつ。 音楽は、坂本龍一。語りは、山根基世・大杉漣。 たいへん丁寧なつくりで、監督…

映画「コスタリカの奇跡〜積極的平和国家のつくり方〜」を観てきた

映画「コスタリカの奇跡〜積極的平和国家のつくり方〜」を観てきた。 原題は、"A Bold Peace"。 2016年、アメリカ/コスタリカ製作。

「知らなかった、ぼくらの戦争」を読んだ

アーサー・ビナード編著「知らなかった、ぼくらの戦争」を読んだ。 感想をいくつか述べると、第一に、コトバについてである。 編者のアーサー・ビナード氏が詩人であること、ミシガン生まれのアメリカ人であることから、ひとつひとつのコトバに対して、鋭く…

串田孫一・二宮敬編「渡辺一夫 敗戦日記」を読む

フランス文学者・渡辺一夫の本はあまり読んだことがなかったが、ヒューマニズム考―人間であること (1973年) (講談社現代新書)、狂気について―渡辺一夫評論選 (岩波文庫)、痴愚神礼讃 (中公クラシックス)など、興味深く読んだ本もある。 戦後、日本の作家たち…

本多顯彰著「指導者 この人びとを見よ」を読んだ

書庫の書棚にあるほとんどの本は俺が自分で買ったものだが、その中に、何冊か他人からいただいたものがある。 誰からいただいたのか、記憶ははっきりしないのだが、「指導者 この人びとを見よ」本多顯彰(光文社・カッパブックス)という本もそうした一冊で…

「「焼き場に立つ少年」血にじむ唇 米写真家の被爆地記録」

以下、朝日新聞デジタル版(2017年8月9日18時37分)から。 原爆投下後の長崎で、亡くなった幼子を背負う「焼き場に立つ少年」。撮影した米国の従軍カメラマン、故ジョー・オダネルさんの妻が夫の生涯をたどり、長崎原爆の日の9日に著書が出版された。「投下…

「「長崎の11時2分はとても長い」 横浜高の4番打者」

以下、朝日新聞デジタル版(2017年8月9日11時05分)から。 72年前、長崎市に原爆が投下された9日午前11時2分。横浜(神奈川)の4番打者・増田珠(しゅう)君(3年)は、兵庫県伊丹市での練習を一休みし、黙禱(もくとう)した。 「今、野球ができる…

 「長 崎 平 和 宣 言」

以下、「平成29年 長崎平和宣言」。 長崎市HPより。 「ノーモア ヒバクシャ」 この言葉は、未来に向けて、世界中の誰も、永久に、核兵器による惨禍を体験することがないように、という被爆者の心からの願いを表したものです。その願いが、この夏、世界の多く…

「長崎市長、平和宣言で政府批判 「姿勢理解できない」」

以下、朝日新聞デジタル版(2017年8月9日11時47分)から。 長崎に原爆が投下されて72年となった9日、長崎市の平和公園で平和祈念式典が開かれた。田上富久・長崎市長は平和宣言で、今年7月の核兵器禁止条約の採択を「被爆者が長年積み重ねてきた努力がよ…

ヒロシマの「平和宣言」

ヒロシマの「平和宣言」。 以下、広島市のHPより。 http://www.city.hiroshima.lg.jp/www/contents/1110537278566/ 平和宣言 皆さん、72年前の今日、8月6日8時15分、広島の空に「絶対悪」が放たれ、立ち昇ったきのこ雲の下で何が起こったかを思い浮かべてみ…

「和歌山)日野原さん講演 「平和の種、子どものために」」

以下、朝日新聞デジタル版(2016年11月24日03時00分)から。 105歳の今もなお、精力的に講演活動を続ける聖路加国際病院(東京都)名誉院長の日野原重明さんが23日、「『いのち』の使い方」と題して和歌山市民会館で講演した。子どもに平和と愛を伝える…

「日野原重明さん死去 105歳 聖路加国際病院名誉院長」

以下、朝日新聞デジタル版(2017年7月18日08時54分)から。 「生涯現役」として著作や講演など幅広く活動してきた聖路加国際病院名誉院長の日野原重明(ひのはら・しげあき)さんが、18日午前6時33分、呼吸不全で死去した。105歳だった。葬儀は29…

「演説に会場が涙 サーロー節子さん、核廃絶求め72年」

以下、朝日新聞デジタル版(2017年7月9日01時00分)から。 ヒバクシャの訴えが、世界を動かした。米ニューヨークの国連本部で7日採択された核兵器禁止条約。むごたらしい被爆者の体験と悲痛な叫びが、新たな国際ルールに結実した。ただ、核保有国や日本政府…

「核兵器禁止条約採択、米など反発 日本は「署名しない」」

以下、朝日新聞デジタル版(2017年7月8日10時36分) 核兵器の使用や保有などを法的に禁ずる核兵器禁止条約が7日午前(日本時間7日深夜)、米ニューヨークの国連本部での条約交渉会議で採択された。「核なき世界」を長年訴え続けてきた被爆者や条約推進国の…

映画「ヒトラーへの285枚の葉書」を観てきた

映画「ヒトラーへの285枚の葉書」を観に出かけた。 ヴァンサン・ペレーズ監督。 エマ・トンプソン、ブレンダン・グリーソン、ダニエル・ブリュール出演。

「(憲法を考える)施行70年 憲法は芸術だ 作家・作詞家、なかにし礼さん」

以下、朝日新聞デジタル版(2017年5月4日05時00分)から。 数々のヒット曲を作詞、映画やオペラでも活躍した作家が、がんと闘いつつ、旧満州での加害体験を小説で描いた。体験や創作活動を振り返り、「芸術作品」と表現する憲法への思いを語った。首相が改憲…

「1945年 哲学者・三木清の獄死 「共謀罪」に重なる治安維持法」

以下、朝日新聞デジタル版(2017年4月12日16時30分)より。 「『共謀罪』が無くても、テロ犯は取り締まれます」 日本弁護士連合会の共謀罪法案対策本部事務局長、山下幸夫弁護士(54)は、3月に横浜市であった神奈川県弁護士会主催の講演会で、聴衆約16…

RIP Ali, the Greatest

元ヘビー級チャンピオンのモハマド・アリが亡くなった。 20世紀を代表するひとりであるモハマド・アリの訃報記事。 日本と世界とでは、あまりにも違いすぎる。

「ノーベル平和賞予想、9条・反核運動を有力視 9日発表」

朝日新聞デジタル版(2015年10月5日00時08分)から。 今年のノーベル平和賞が9日にノルウェーの首都オスロで発表される。第2次世界大戦の終結と原爆投下から70年の節目となる今年は、日本の平和運動も受賞が有力視されている。日本からの受賞となれば、…

「「テロの標的になる可能性高まる」 NGOに広がる懸念」

以下、朝日新聞デジタル版(2015年9月19日00時33分)から。 18日の夕刊に掲載された記事(佐々木亮、遠藤雄司、山本亮介)に、あらたな記事(沢木香織)が付け加えられている。 自衛隊の武器では安全は守れない。日本への反感を招くだけだ――。参院特別委員会…

「「元最高裁判事・浜田邦夫さんとSEALDS・奥田愛基さん

以下、朝日新聞デジタル版(2015年9月16日)の「天声人語」から。 ユーモアを愛する人なのだろう。元最高裁判事の浜田邦夫さんの発言はなかなか魅力的だった。与野党の政治家に「知性と品性と理性」を尊重するよう呼びかけた。「少なくとも見せかけだけでも…

「「憲法の危機」思いは一つ 学生メンバーと元最高裁判事」

朝日新聞デジタル版(2015年9月16日05時17分)から。 元最高裁判事の浜田邦夫さん。SEALDSの奥田愛基(あき)さん。いずれのスピーチも素晴らしいものだった。 安倍首相の話はもとより、政治家より、人の心を打つものがあった。自分の頭で考え、自分の頭で判…