TW旅

中正国際空港から淡水へ

淡水では、まず関渡宮というお寺に行く。この寺は、海の守護神・媽祖を祀っている。 淡水は、その昔、港として栄えた町だが、今は港として使うというよりも、観光の町になりつつあるようだ。台北から地下鉄のMRTが伸びて淡水まできているから、交通の便が便…

日本語ガイドに何から何までお世話になる二度目の台湾への旅

ということで、昨年の8月に続いて台湾を訪れることになった。 成田空港から10:00発の便で台湾へ。 今回の旅も、台湾人の日本語ガイドつき、運転手つきでのお手軽な旅だ。 前回は女性のガイドさんだったが、今回は男性のガイドさんで、名前は王さん(仮名)…

昨年の夏に続けて明日から台湾に出かけてきます

大変忙しいのだが、明日から台湾に出かける。 台湾へは昨年夏に行ってきたばかりだけれど、近場の海外旅行に行きたいとの希望をかなえるための、今回も、ある種の家族旅行で、日程は三泊四日の、お手軽旅行になる予定である。

果物の送り主は、学生時代の私の友人からだった

昨夜の果物の贈り物を蘇さんに聞くと、よくわからないとのことだった。 調べてもらったら、私の学生時代の友人からだった。実は、彼は旅行業社に勤務していて、今回も彼を通じていろいろと手配をしてもらっていたのだが、これは私の方が恐縮してしまった。

台湾はアイデンティティを模索中と言えるのではないか

空港まで車で送ってもらった。切符の手配も蘇さんがやってくれる。 ガイドの蘇さんと別れて、飛行機への搭乗を待ちながら考えたのだが、今回の旅行を通じて、台湾はアイデンティティを模索中なのではないかという印象を私はもった。地理的にどこが台湾なのか…

ガイドの蘇さんの日本語から学んだこと

飛行機は、15時20分発、19時30分成田着の予定である。 今回の旅では、ガイドの蘇さんには、何から何までお世話になった。 こんなお手軽な旅はめずらしいが、今回の旅は今回の旅なりに、私には楽しかった。 このガイドの蘇さんの日本語が素晴らしいことは何度…

足裏マッサージをやってもらう

私と息子は遠慮したのだが、女性たちは足裏マッサージをやってもらうことにした。 マッサージ師は、日本語もマッサージも上手だったようで、「そこが痛いなら、内臓のどこどこが悪い証拠ですね」と正確に言われたりして、大変感心していた。

芝山公園を訪れる

日本統治時代に、日本から台湾に来た教師たちが必ず最初に参拝に訪れた場所が芝山巌(しざんがん)である。当時ここは「教育の聖地」と呼ばれていた。 日本統治時代に、総督府が重視したことのひとつに教育があったことは想像に難くない。 「観光コースでな…

圓山大飯店に戻ると、果物の贈り物がされていた

圓山大飯店に戻ると、果物の贈り物が届いている。どこからもいただく覚えがないので、送り主がわからない。 明日、蘇さんに聞いてみようということで、床に着いた。

士林夜市の夜店を散策する

台湾で何が楽しみといったら、夜店がそのひとつである。圓山大飯店からは比較的近いところに士林夜市の夜店がある。この夜店を散策する。 ここでDavid Taoこと陶竽(Taoze)のCDを私が数枚購入したことは言うまでもない。 台湾名物の臭豆腐のにおいもしたが、…

228平和公園を訪れる

二二八事件は、台湾の戦後史を知るに欠かすことはできない。この舞台のひとつとなった二二八和平公園は台北駅の南側にある。 この事件について、先に紹介した片倉氏の本から簡単に要約してみると、1947年2月27日の夕暮れに事件は起こったという。台北市内の…

今夜の宿は圓山大飯店

片倉佳史氏の書かれた「観光コースでない台湾」は今回の観光ルートを作るにあたってかなり参考にしたガイドブックのひとつだが、圓山大飯店はこれによると「終戦まで神社だった」とある。 「日本統治時代、台湾神社は台湾島を鎮護する社であり、台湾で唯一の…

昼飯に鼎泰豊で小籠包を食べる

鼎泰豊という店で、小籠包点心を食べた。 この店は大変賑わっていて、雨の中を長い列をつくって待っている。中に入ると、ガラス板で厨房を見せていて、大変活気がある。 熱々の小籠包を刻み生姜をのせて割れぬようにして食べると、とても美味しく、何個でも…

国立故宮博物院を見学する

もうひとつ、台北で見るべき定番である故宮博物院は、最初の旅行日程には入っていなかったのだが、急遽入れてもらうことにした。 超技巧的な細工をほどこした工芸品など、故宮博物院では、見るべきものが多かった。

忠烈祠での交代式はなかなか面白い

台北で見るものとして、忠烈祠の衛兵の交代式は定番のひとつである。 あまり期待はしていなかったのだが、忠烈祠の交代式は、機械仕掛けの蝋人形かロボットを見ているかのようで面白い。 観光客が汗を拭いてあげて、記念写真を撮影している。衛兵らはちょっ…

基隆から新北投温泉へ

今日の宿泊は、北投温泉である。 北投は、北京語でペイトウ、ホーロー語で、パッタウという。 北投温泉は、台北近くの温泉として有名で、よく東京と箱根のような感じがあるとガイドブックには書いてある。 私たちが今夜泊まる水美温泉会館(SweetMe Hotspring…

基隆(キールン)を訪れる

基隆(キールン)は、北京語でチーロン、ホーロー語でケーランという。 基隆は、日本人が日本に引き上げるときに使った港であるから、引揚者にとっては忘れられない港に違いない。 この基隆にある基隆海産楼にて海鮮料理を食べた。 氷の上に並べられた魚の並…

台北近くの奇岩で有名な野柳へ

台北駅で下車し、台北駅前で、蘇さんに再会。車で野柳に向かう。 この野柳も事前に私が考えたところではなく、ガイドである蘇さんのお勧めである。 野柳は海岸で、奇岩で有名なところのようだ。たしかに海水の浸食を受けて奇岩が林立するところで、女王のよ…

花蓮から列車で台北へ

花蓮のホテルで朝食を済ませ、花蓮にあるひとつの大理石工場を見学する。 花蓮中信ホテルにて、飲茶の昼食を済ませてから、台湾で初めて列車に乗る。列車の旅では、なんとしても駅弁当を食べてみたかったけれど、これは次回の楽しみにとっておくことにしよう…

先住民のひとつ、アミ族の文化に触れて

夕食後は、花蓮阿美文化村を訪問し、アミ族の踊りを見学した。 ホテルでテレビを観て寝たが、今日一日、存分に台湾観光を楽しんだ充実した一日だった。

タロコ渓谷から花蓮へ

台中県と花蓮県を結ぶ193キロの東西横貫公路を横断してきた私たちは蘇さんに記念写真を撮影してもらった。 花蓮は、北京語でホワリエン、ホーロー語でホアレンという。比較的若い都市で、日本統治時代は、町の住民の4割が日本人だったそうだ。 花蓮のホテル…

タロコ渓谷は素晴らしい

北京語でタイルークー、ホーロー語でタロコと呼ばれるタロコ渓谷は、台湾最大の景勝地として有名だ。 私は、日月潭はあまり感銘を受けなかったのだが、タロコ渓谷には、圧倒的な感銘を受けた。 タロコ渓谷は、大理石が続く渓谷だ。「この大渓谷は大理石の岩…

霧社事件の霧社を通る

霧社は、北京語でウーサー、ホーロー語でブウシアという。 霧社は、海抜1148メートルという高地にあるが、霧社事件で有名である。 霧社事件とは、日本統治時代に起こった最大の抗日事件である。 「観光コースでない 台湾」(片倉佳史)によると、「一九三〇…

景勝地といわれる日月潭を訪れる

朝食を済ませて、今日は日月潭に向かう。 北京語でズーユエタン、ホーロー語でジッゴワタムと呼ばれる日月潭は、台湾を代表する景勝地で、高度762メートルのところにある。台湾ではなんでも湖というものがめずらしいようである。 景勝地・日月潭を訪れるのな…

台中公園を訪れる

次に、私たちは台中公園に行ってみた。 車から降りて、公園内を歩くと、なぜか男性が公園内で男性が目立つ。女性たちはどこにいるのかと質問をすると、女性たちは週末温泉に行って保養する人が多いという。夫婦別行動というのは英語圏ではご法度だけれど、ア…

宝覚寺の布袋さまと台中公園

台中では、宝覚寺に連れていってくれた。 實覚寺(宝覚寺)の布袋さまは、高さが30メートルもある。七福神のひとつで、笑う仏陀として有名らしい。 私は旅行前に必ず何らかのガイドブックに眼を通すことを常としているが、この宝覚寺については事前の私の希…

今回わたしが選んだ旅行ルート

始めて訪れる外国旅行の場合、私は自然を訪れる旅が好きなので、ガイドブックを読んで必ず自然の観光を入れることにしている。 今回は、日月潭とタロコの二つにした。これを結ぶルートとなると、台中から花蓮へと台湾の高山を横断するルートになる。 けれど…

台北から台中へ

さて、私たちは専用車で台中へ向かっている。 台中は、北京語で、タイツォン。ホーロー語で、タイティヨンというらしい。この台中は台湾で第三番目の人口を誇る。 台湾最高峰である玉山は、日本の統治時代は新高山(にいたかやま)と呼ばれていた。中央の山…

台湾のエスニックグループと言語事情

台湾の言語事情も複雑だ。 先住民、漢人。ホーロー人、客家人。本省人と外省人と、さまざまなグループが歴史的に存在し、また混ざり合っているから、言葉も、少なくも先住民の言葉を別にしても、ホーロー語と北京語とに分かれている。 日本語とイギリス語と…

台湾のアイデンティティ

沖縄や台湾は、地理的には、大陸・大国にはさまれ、政治的にはその自主独立とアイデンティティが翻弄されてきた歴史をもつと言ってよいのだろう。 強国イングランドに隣接するウエールズやスコットランド、そしてアイルランドの立場も同様であるに違いない。…