食事といえば、まず炭水化物だが、カリフォルニアのrose米は、まずくない。これをチャイナタウンで買ってきた電機炊飯器で炊く。
「屋台棒ラーメン」というマルタイラーメン。これはなかなかうまい。非常食用に、うまいとは言えないが、サッポロ一番ソース焼きそば。そして、日清製品か、トップラーメンという即席麺。これは近所のマーケットで特売していたので、非常食用に買っておいたもの。*1その他、「出前一丁」「サッポロ一番」も買いだめしておいた。
ラーメン類では、マルタイラーメン以外は俺の好みではないので、ほとんど手をつけていない。即席麺は、ベトナム戦争で日本に駐留したアメリカ兵が、これほど画期的な食べ物はないといって自国に持ってきてから多少流行ったということを聞いたことがある。“即席”というのは、いわば戦争向きで、感心しない。
お茶は、煎茶、ほうじ茶、リプトンティーバックとあり、コーヒーは、下のcoffee shopやその他、アメリカのお茶だから、コーヒーはどこでも飲める。
肉は安い。
常に買っておくのがポークハムを1ポンド(約450g)。サーロインのGround meat(ひき肉)は、ハンバーグ、スパゲティミートソースをつくるのに欠かすことはできない。ミートソースの素は、日本でも売っているRAGU(ラグー)。これはテレビでも宣伝され、どこにでも売っている。たまねぎのみじん切りとひき肉をよく炒め、RAGUソースを入れれば出来上がりという簡単なもの。
骨なしのシチュー用牛肉がうまいので、よく玉ねぎとにんじん、じゃがいもと煮込んで、塩・胡椒・トマトで味付けをし、スープも楽しんでいる。
たらこ、梅、通常のお茶漬けのりもジャパンセンターにあるので、欠かさない。
冒頭で、ご飯のことを書いたが、日本人にとって、ご飯は、食生活の中心にあるもの。これがないと落ち着かない。私の場合、いつでも米を食べられるという前提を確保してはじめてパン食に移る。実際、サンドイッチ*2もよくつくるようになった。
からしペーストを塗って、ポークハムをたっぷりはさみ、小さい赤カブとかトマト、キャベツ*3、玉ねぎ、チーズをはさんで、オレンジジュースと一緒に食べると、いける。
こちらのオレンジジュースは安くてうまい。果物は比較的安く、味は多少大味だが、カリフォルニアは果物が豊富だ。メロン、プラム、リンゴ、ブドウはよく食べる。街中でもジュース屋さんが多い。もちろん牛乳もあるし、ジャパンセンターでは、豆腐もわかめも売っているので、味噌汁もよくつくる。
サンフランシスコは港町なので、チャイナタウンに行けば、カニ、海老、魚介類は豊富。
たしかにチャイナタウン以外は魚屋という店がなく、魚は売っていない。アメリカ人の白人は魚をあまり食べないので、魚屋という商売が成り立たないのだろう。また、純粋な意味で、八百屋というものもない。リカーストア(酒屋)や雑貨屋の店頭に、気持ち程度に、あるいは趣味的に玉ねぎ、ジャガイモ、とうもろこしなどを置いているのが普通。
それでも、チャイナタウン、ジャパンセンターに行けば、豊富にあるし、日曜日には、アパートの前で果物・野菜市をやるので、問題ない。
ビール、とうもろこしから造るバーボンウィスキー、高いスコッチウィスキー、ウォッカと、酒もなんでもある。その気になれば、日本のビールも全て手に入る。
こちらでは、ハーティバーガンディ(Hearty Burgundy)という赤ワインが$2.09(約500円)と安いので、冷やして常備している*4。冷蔵庫で氷をつくり、たまにスコッチをロックで飲むこともある。