Farewell to the Furniture Partyへ出かける

 夜8時からのパーティに、8時30分に行ったのだが、到着した客としては私が最初だった。遅れてパーティに参加するのは、こちらの常識のようだ。
 ドイツ人のカトリーナ、スイス人のウルス(仮名)、フランス人のニコラス(仮名)が来たので、安心する。もっぱら私は聞き役。ワインの話、車の話、母国の話と話題はあちこちに飛ぶ。
 私も、”Really?”、”Sure.”、”You went to where?”、”I’m a little bit scared.”などと、相槌を打つことには慣れてきた今日この頃だが、クラスメートは、「あなたは力があるんだから、translationを忘れなさい」と助言してくれる。でもそう簡単にはいかない。
 学校がなかった時期と違って、ずーっと英語に漬かっていると、ずっと集中しているからだろう、たまに思考を空に開け放してやりたくなるときがある。
 ざっと読んで○×をつける速読の練習など、途中で、思考をストップさせたくなることがある。ざっと読んでも、さっぱりピンと来なくて、英語を受けつけないこともある。もともこれはスピードのせいもある。
 Singingのクラスは私向きである。今日は、Bob Dylanの”Blowin’ in the wind”とbluesが2曲。先生の説明がよい。この先生はロックバンドで演奏しているらしいが、Peter, Paul & MaryのPeter Yarrowのようなリベラルな知性を感じさせる。Malcolm Xやlabor movement, KKK団の話も出るくらい、ラディカルで、ギターもうまい。考えてみると、singingのスピードは、ノロノロで、これくらいの速度が私の力量に合っているのかもしれない。
 今は、アウトプットを意識しながら、インプットに励むしかない。