英語の力はごまかしがきかない

David Grisman Quintet

 1月9日の深夜、Great American Music Hallから帰ってきたところ。
最近コンサートを観るときも、このartistは、どれくらいの力量があるかと値踏みをする癖がついた。プロでなければ金は取れない。
 今日はDavid Grismanらのbluegrassで、とてもよいコンサートだった。8時と10時30分からの2回公演で、途中ボーっとして待っていると、「退屈そうだね。新聞でも読むかい」と早口で話しかけられた。nativeに話しかける調子で新聞を差し出されたので、「ああ、どうも(Yeah, thanks.)」と、気の問題で答えた。
 San Franciscoに来て以来、映画は通算70本観た。
 昨日観た”Rich and Famous”と、”Only when I laugh”はかなり斬ることができて、聴解率は50%というところか。一応筋は追えるので、最近は映画を観ることも楽しい。
 今は英語の大和言葉の征服をめざし、大きな飛躍をめざして、総括している最中だ。
 今日は、紀伊国屋書店でidiomの辞典を買ってきた。松本亨氏・松本道弘氏・國弘正雄氏の著書を立ち読みしたが、みなさん説得力のある論調で、英語をやった人はかなり知的であると再確認をした。英語の力はごまかしがきかないので、他のアカデミズムとも少し違う気がする。
 私も早く力量をつけて、恥ずかしくない仕事をしたいと思う。松本亨氏は、英語を教えることを一生の仕事と決めたと、今日、本で読んだ。他の本も立ち読みしたところ、英語教師以外の人たちのほうが英語を学ぶことに真剣で、自分自身恥ずかしい思いがした。英語関係では、日本語の良い本が最近たくさん出ており、買いたい気持ちにさせられたが、日本に帰ってからにしようと我慢する。(帰国後の日本での日本語による読書に対しても燃えている)。
書店には「はだしのゲン」の英訳本No.2も置いてあった。