PGEとPacific Telephoneに行く

 部屋の掃除をしてから、PGEに行く。


 $30.0のdepositを返却してくれることはわかっていたが、今日残りの額を支払ってしまうと今日は真っ暗な部屋に帰ることになるから、その点を説明しないと考えていたら、何のことはない。引越し先の住所を聞かれたので、日本の住所を言うと、そこに明日まで使った分と$30.0のdeposit(前金)のbalance(収支)を返却してくれるという。黒人のおばさん、とても親切だった。合理的なシステムで、だからdepositが必要だったというわけ。ほんと俺は世間知らずですね。ドルですが、小切手で円で支払われるようだ。
 Pacific Telephoneも、そうしたシステムかなと思いながら、電話局に向かう。電話機は自分で取りつけたのだが、電話機は自分で勝手に取り外してよいものか、受付で尋ねると、その場合、$5.0くれるというので、部屋に戻った。電話機を外し、再度、電話局へ返却しに行く。その場で、Business Officeに電話をする。名前と住所、電話番号を告げ、「どうしたいのか」と言われるので、「サーヴィスを今日切ってくれ」と告げる。恥ずかしながら、disconnectという語彙を初めて知った。PGEと同じく、depositでbalanceを取るという。「アメリカに知人はいるか」と聞かれ、あいにくアメリカの住所を持っていないため、日本の住所を告げた。ZとGの発音がうまく言えなかったので、住所がちょっと間違えるかもしれないが、きちんと届くだろう。Business Officeの男性の英語は淡々としたもので、あの蛙をつぶしたような、英語的な意味で、いい声だった。私が戸惑っても動ぜず、落ち着いて対処してくれた。こういう姿勢はいつも本当に感心する。”Everything is fine, right?”と、以前の私から比べると、私の英語も多少用が足りるようになった。この電話をつけた頃は、電話が怖くて、しどろもどろだったことを思い出す。相手の顔の見えない電話は本当に怖いものなのだ。