デンバーのバスディーポで狩山さん(仮名)と再会した。
狩山さんは世界旅行中で、Washington D.C.で会った人だが、カナダのウィニペグ、シアトル、サンフランシスコ、ソルトレイクシティ、デンバーと回ってきたらしい。
元ホンダ技研だった彼と、美術のこと、アメリカの都市のこと、デトロイトのこと、日本の教育のことなどを語り合った。
大学時代の友人とはまた違う人たちに巡り合わなければならない時期が来たようだ。
達人に会い、教えを請わないといけない。強い人に会って、おいしいところをもらうという気持ちは、はしたないものと思っていたが、これは悪いことではない。教える人がいて、学ぶ人がいるのだから。
学ぶためには、コミュニケーションの交通手段が必要だ。手紙・電話・車は、俺にとって必需品となるだろう。英語もそのうちの一つである。
ともかく問題意識を磨きあげなければならない。
stereo-type(固定観念)から自由になるためには、多くを見て、多くの人から学ぶことはとても大事だ。
英語をつかむには、多くのアメリカ人に会う必要がある。アメリカ人とは、一括にくくれない人種であるし、絵画をわかろうとするなら、多くの絵画に会い、好きな絵、嫌いな絵を断言でき、可能ならば、その理由を言えるぐらいにならないといけない。
音楽もそうだ。多くのものに出会えば、理由とともに、好きなもの、嫌いなものがわかる。
そして読書。俺はアメリカ関連の書籍をどれほど読んでいるか。これは絶望的である。漠然とした認識しかなく、何もわかっていないと言わざるをえない。
今日はYMCA泊。