マーク・ピーターセン「続日本人の英語」を読んだ

「日本人の英語」がすこぶる面白かったので、マーク・ピーターセン「続日本人の英語も読んでみた。
Tampopo : Am I trying hard enough?
Goro : Sure you are.
Tampopo : Am I good?
Goro : Sure.
この英語は、表面的には似たような内容の話にはなっているが、感覚的に言えば、ドライで、機械的な会話である。日本語のオリジナルに比べたら、情けない英語である。言うまでもなく、可愛さはこの英語のどこにもない。日本語で言えば、
タンポポ:「私は十分に頑張っている?」
ゴロー:「それはそうだよ」
タンポポ:「私には才能があると思う?」
ゴロー:「思う」
というような感じである。
「えらい?」というくらいの簡単な表現が、なぜ素直に英語で言えないのだろう。その日本語の前提となる日本人同士の価値観を考えてみたら、なぜかが分かると思う。これは「えらい」だけではなく、上述の「悔しい」や「可愛い」、「優しい」などの表現も同じである。しかも、この類の言葉は、人間関係を日本語で表現するのに、なくてはならない言葉であるので、私にとってどうしてもじっくり考える必要がある。(p.3-p.4)
「続日本人の英語」も興味深い一冊だ。