
英語で Atlanta と来たら、Atlanta, Georgia。Nashville と来れば、Nashville, Tennessee。Montgomeryと来たら、Montgomery, Alabama。Denver と来れば、Denver, Colorado。Phoenix と来たら、Phoenix, Arizona…。
これは、東京、東京都。横浜、神奈川県。千葉、千葉県のようなものだろう。
さて、アメリカ全州の州名だが、アラバマなど、約その半分が先住民ネイティブアメリカンの名前に由来している。街の名前も、タスカルーサやチャタヌーガのように、先住民に由来する名前のものが少なくない。
これからすると、アトランタは、アトランティック(大西洋の/大西洋)の女性形アトランタから来ている。ジョージアがイギリス国王由来の名前だから、ヨーロッパ、「それもとくにイギリスとの結びつきを強く意識していたのに違いない」と猿谷氏は書いている。
これは以前、猿谷要さんの本で紹介されていたのを読んだ記憶があるが、1970年、ミシシッピ大学のあるオクスフォードの街中のレストランで、猿谷要氏が黒人のソウルフードであるフライドキャットフィッシュを注文したら白人のウェイトレスの態度が一変した話は興味深い。
また、エトワ・インディアンマウンド。こうしたマウンドが10万以上もアメリカ合州国にあるという。
ニューエチョタとチェロキーネイション。San Francisco 49ersという名のアメリカンフットボールチームがあるように、1848年にはカリフォルニアで金鉱発見があった。けれども、それより20年も早くチェロキーネイション内ではゴールドラッシュがすでに始まっていた。ダロネーガのお祭りに偶然遭遇した話も猿谷要さんの本で以前読んだことがある。
アラバマ州知事のジョージ・ウォーレス(George Wallace)(1919-1998)。レストラン経営者でのちにジョージア州知事になるレスター・マドックス(Lester Maddox)(1915-2003)は、60年代・70年代、ともに公民権運動に反対し、いわゆる「人種隔離政策」を強く支持していた。
個人的に愛聴していた Neil Young の アルバム"Journey Through the Past"(1972)でジョージ・ウォーレスを知り、Randy Newman の アルバム"Good Old Boys"(1974)でレスター・マドックスを知っていた。
猿谷要さんの本は、いつも面白い。

