ハミルトンを歩く

 朝食を済ませて町に出る。今日は日曜日なので、屋外市場として、博物館前で出店が何軒かやっている。こちらでは土曜日や日曜日など週末に臨時の市場が出されることが多いが、こうした市場はお薦めだ。値段も安い。アワビだと思うのだが、Pauaという貝殻を磨いた装飾品がニュージーランドでは大変人気があるようだ。ネックレス3つで70ドルのところ、60.0ドルなら買うとまけてもらって、商談成立。旅行小切手で払おうとすると、旅行小切手なんて見たことないので、向こうにいる行商仲間に聞いてくるという。前にも書いたように、今回の旅行も念のためにトラベラーズチェックを持ってきたのだが、去年のオーストラリア旅行の時と同じで、使い勝手がとても悪い。おみやげ品で贅沢品を買うとか、高いレストランでの支払いなら嫌な顔をされないが、旅行小切手などこちらでは圧倒的に使わない。ニュージーランドは、実にキャッシュレス社会で、日本でいうところのデビッドカードが圧倒的に主流である。パブでビールを頼むときですら、カードを渡して、コントローラーのような大きさの入力器具にPIN(Personal Identification Number)と呼ばれる暗証番号を打って支払うのが普通だ。このエフトポスというシステムの普及率は、なんでもニュージーランドが世界一だという。ニュージーランド在住の日本人がこのエフトポスだけを使って、どれくらい現金を持たずに生活できるか実験してみたことがあるそうだが、半年は問題なくエフトポスだけで大丈夫だったというほどだ*1
 私はというと、もっぱらクレジットカードを使って署名している。タクシーも、カフェでのカプチーノも、クレジットカードで問題ない。
 こちらの日曜日は本当に静かで、市民が休んでいる状況がわかる。それでも、ハミルトンでは、いくつかカフェやパブがやっているので困ることはなさそうだ。インターネットカフェも韓国系のカフェがやっているので問題はない。
 韓国系のインターネットカフェに入ってメールの送受信をしていると、アジア系と白人の子供が3人入ってきて、日曜日にゲームザンマイのようだ。ハミルトンでは、インターネットカフェにゲームをやりにくる子どもたちが多い。このアジア系の子供、係員に呼びかける際に”Excuse me.(すみません)” “May I〜?(〜してもいいですか)”と、なかなかしつけがよい。