イラク派兵反対の小集会をやっていた

 シティホールの前のキングジョージ広場に着くと、人はまばらだったが、何やら演説があって集会をしている。ビラを配っている人に聞いてみると、イラクへの派兵反対で、アメリカは即時撤退せよという主旨の集会である。階段に立って主張する4人くらいの演説を聞き終えてから、私も新聞を買い、署名の主張をあらためて聞くと、まっとうなものだった。署名用紙に私も署名する。集まりは大きくなかったので、大衆に訴えて効果はあるのか聞いてみると、アメリカ政府とオーストラリア政府との同盟関係に対する怒りが、徐々にではあるけれど、最近反応が出てきているとのこと。私が日本からの旅行者だというと、自衛隊の派兵は戦後はじめてではないかと、彼は知っていた。自衛隊のことはSelf Defence Armyと訳すのだろうが、英語なら、結局Armyになるのだろう。「UQの学生たちはどうなのか。保守的なのか、ラディカルなのか」と聞いてみると、「問題を感じてはいるが、何をしたらよいのかわからない学生が増えている。イラク派兵問題では、賛成・反対に分かれているだろう」と彼の印象を述べた。今日訪れたあのキャンパスなら、そんな感じなのかもしれない。