日本から持参したラップトップを大学のLANにつなぐ

 A4版くらいの大きさで、LANへのつなぎ方のマニュアルが図書館の机に貼ってある。ネットワークポートがあって、IPアドレスを「自動で設定する」にして、DHCPを使えるようにすれば、ワイカトネットワークに入れますと書いてある。
 自分でプロキシーの設定をしようと思っていたら、いつも私が通っているビクトリア通りのインターネットカフェのアルバイトの中国人の若者をワイカト大学(The University of Waikato)の図書館で見かけた。彼に近寄って挨拶をして、「ここのコンピュータは日本語が使えないんだけど」と言うと、ここのコンピュータは日本語は使えないと彼は言った。私が持参したラップトップはもちろん日本語を喋るので、その旨告げると、それをつなげば問題ないということで、LANにつなぐのを手伝ってもらった。LANの10-BASEのコネクターのある場所に2人で移動し、セットアップに取りかかる。あっという間にセットアップが終わり、ブラウザ(閲覧ソフト)のエクスプローラを立ち上げると、ユーザーネームとパスワードを画面上で聞かれた。ここで大学で設定したユーザーネームとパスワードを入れろというので、入力してログインすると、私が常に初期画面に設定しているヤフージャパンのホームページが突然現れた。親指を立てるサムアップ(thumb up)をして彼に喜びを伝えると、彼もサムアップで応えてくれた。彼は名前をケン(仮名)と名乗った。好感のもてる好青年だ。