私はまたオンライン書店がないと生きていけない人間の一人だが、どうやらニュージーランドにアマゾン(Amazon)の支店はないようだ。アレックスのように、図書館から何冊も借りて読んでいるようなお国柄だから、おそらく市場自体が狭いのだろう。
応用言語学の教授に聞いてみたら、彼もアマゾンを使っているが、一般の書店で注文するよりもオンライン書店の方が早いと言っていた。
アマゾンは、合州国の奴と日本の奴とがあり、私はどちらに対してもアカウントを持っていて、洋書は合州国に、日本の書籍は日本に頼んでいる。今回注文したいのは応用言語学担当教授の推薦図書だから、洋書になるので、合州国のアマゾンで頼めるように、アカウントのセットアップをし直して注文してみた。郵送料は日本からアマゾンに頼むのとあまり変わらないようだった。
かように、パソコンっていうものは便利なようだが、いろいろとセットアップに時間がかかるし、個人情報の管理という点では、いまだに危ういところがある。
それでもなんでも、ここハミルトンのホームステイの住所を入力して、ホームステイ先にアマゾンから小包が届くと思うと、ちょっぴり嬉しくなってしまうのだから、始末におえない。
このホームステイの住所を何回かオンラインで入力していくと、ここが段々と自分の自宅のような気分に多少はなってくるから不思議なものだ。
アレックスもジュディも、もうすぐ寒いハミルトンを離れ、暖かいオーストラリアのブリズベン*1(Brisbane)に旅立ってしまう。彼らは3ヶ月も家を空ける予定だから、こうした気分に私がなってしまうというのも、全く理由がないわけでもない。