さすがに道路地図を買わないと道がわからない

北島の道路地図

 昨日、本屋のチェーン店のWhitcoullsで、“North Island 347 Provincial City & Towns Travellers Street Directory”(Kiwi Maps Ltd.)(ISBN:1877358010)という地図を買った。ランギリリへの旅で、地方の町の地図がないと不便だと思ったからである。ニュージーランドは、町中は法定速度50キロだが、町中を抜けて、100キロの幹線道路に乗れば、目当ての町に行くことはさほどむずかしくない。ランギリリのようにあまり小さい町だと、通り過ぎてしまう可能性もあるが、それでも戻ればいいだけだ。
 ただし、町に向かうシティセンターなどへの表示はあるものの、町の中の通りがわからなければ、どこを走っているのかわからなくなるから、町の地図があると便利だ。
 それで地図は何種類か出ているのだが、町の通りがわかりやすい地図という視点で選ぶと、上記の地図がいいと思った。町ごとに、通りの地図が載っているからだ。だけれども、北島の地図というわりには、肝心なオークランドとウエリントンの詳細地図が掲載されていない。
 他の地図を見ると、全体地図から細部にわたった体系になっていて、わかりやすいのだが、小さい町の通りとなると、俯瞰図が乗っていない。いわゆる「帯に短し、たすきに長し」という奴で、地図によって一長一短がある。当座の目的は、小さい町を訪れたときの町の通りの俯瞰図が欲しいので、上記の地図という選択になった。けれども長距離ドライブで、南島も含めて、あちこちに行くには、また別の地図が必要になるだろう。
 それで、この値段が27.99ドル(約1960円)であった。結構高い値段だ。なにしろニュージーランドで、20ドル紙幣といったら、大金である。この値段なら、ニュージーランド人は地図など買わないか、他人から譲り受けようとすることだろう。
 この地図の情報は、あちこち私が行くときに役立つことは間違いないし、そもそも私は地図が好きなので、ご購入ということに相成った。