またビーフシチューをつくってしまう

 ニュージーランドではビーフが安いものだから、どうしてもビーフステーキとかビーフシチューを作ってしまう。時間があれば、うまい魚を買って寿司でも作ろうかと思っているのだが、授業が始まってしまって、なかなか余裕がない。
 シチュー用のビーフが1キロ、5.99ドルの値段で売っていたので、こいつを、460gで2.76ドル(約194円)ほど買ってきた。
 サーロインステーキの牛肉は1キロ16.99ドルだから、値段はかなり違う。ステーキは、例のごとくインスタントの粉末グレービーが売っているので、買ってきて水で溶いて作ってみたが、あまりうまくないので、これに醤油を少々入れて、熱々のステーキに、わさびをつけて食べると格段にうまくなる。日本のわさびは偉大だ。
 シチュー用の肉を塩・コショウして、ニンニクで香りづけをして炒める。じゃがいもと、にんじん、それにマッシュルームを入れて、煮込み、アクを取る。セロリも売っているのだが、セロリが大きくて、買っても全部使える気がしないので、ついつい買いそびれる。赤ワインと缶詰トマトを入れて、最後に塩・コショウで味を調え、皿に盛りつけてから、少しヨーグルトを入れて赤ワインと一緒にいただく。
 ビーフシチューを山盛り作ったので、二皿食べても、残ってしまった。でかいパックと小さいパック2つにしてフリーザーに入れても、まだ残っている。これは明日も食べることにしよう。それで肝心の肉だが、少し固い。調理の前に肉を叩いたり、筋を切っておく必要があるだろう。それでも、この値段でビーフシチューが作れるというのは幸せだ。マギーのインスタントスープと違って、アク取りなんかしていると、料理をしている気になるしね。