ネイピアの海岸通りで駐車違反切符をいただく

 ネイピアからギズボーンに向かう際に、ガソリンのメーターが半分を差していた。これはまずいと町のはずれのガソリンスタンドでガソリンを入れようとしたら、ワイパーに紙切れが挟まっている。海岸通りに車をとめておいたので、また宣伝か何かだろうと思っていたら、駐車違反切符だった。
文面を読むと、2時間以内の場所に2時間以上止めていたので違反ですということだ。支払い先は、ネイピア市になっている。支払い期限は、4月だが、1週間以内に払うと、罰金12ドルが10ドルになるという。ネイピア市宛ての小切手を作成して郵送すればいいと判断した私はガソリンスタンドの男性店員に質問したが要領をえない。市役所が閉まる5時まであと15分くらいある。ネイピアはもう来ることはないだろうから、ひとまずネイピアの街まで戻ることにした。
 市役所近くの海岸通りで、車の近くにいる若い男性に、「ここの人ですか」と聞くと、海外からの観光客らしい。女性が二人椅子に座ってくつろいでいるので、「こちらの人ですか」というと、この人たちも違う。「キーウィでもないの」と聞くと、キーウィでもないという。仕方がない。椅子にすわってくつろいでいる別の男性と女性に聞くと、この人たちも、ネイピアに住んでいるわけでも、キーウィでもないという。ネイピアの訪問者は結構国際的なようだ。
 一体何なのと男性が聞いてくれたので、「違反切符をいただくはめになってしまったんだけど」と言うと、どれどれと見てくれて、確認してみたら、やはり私の理解に間違いのないようだった。女性は、「ここの駐車は2時間までなのよ。必ず表示を見ないとね」と言う。
 実は、観光案内で無料駐車場を聞いたから無料であることは確認したのだが、うかつなことに時間まで確認しなかった。
 払う際には、「違反切符や小切手をコピーを取っておくといいよ。二重請求されるかもしれないから」と忠告までしてくれた。彼らは最後に、「まぁ、たいしたことないよ(No worries.)」と、挨拶された。
 不名誉なことだが、これでスピード違反と駐車違反の両方の切符をいただいたことになる。滞在期間が長くなれば、いろいろとあるのだ。