ファカターニの博物館

ルアトキの訴え

 ファカターニは、少しお洒落な感覚のある町だ。
 もっとも、今まで人里離れた東海岸を車でまわって、あっても数軒しか店がないような町ばかりだったから、そう見えるのかもしれないけれど、ファカターニがニュージーランドにしては少しお洒落な町であることに変わりはない。
 インターネットカフェを尋ねて、たまたま不動産屋さんと話になったのだが、ここ数年来、60%も値上がりしているという。
 昼飯は、フィッシュアンドチップスにした。ここは、キナも置いてある。一人の白人男性がキナも買って行ったので、「キナ(ウニ)はお好きですか」と聞くと、好きだという。ファカターニは、シーフードが期待できるような町のようだ。
 このファカターニの博物館でマオリの女性司書と、テ=クーティ(Te Kooti)をはじめ、大いに話をした。ここの資料は面白いものがたくさんあったが、細かく見ている時間がない。
 博物館で売っている薄い資料を二冊買い求めた。