室内体育館の周辺には人はいないし、いたとしても浮浪者しかいない。
どうみても、ここはスポーツをしにくる場所だ。あたりにゲイラン(Geylang)川はあるが、こんなところにレストランがあるのかという雰囲気だ。
ようやく探し当てたヴァンシュ(Vansh)というインディアンレストランに入ってみると、ここのランチは20ドルもする。2ドルのチキンライスから比べれば、20ドルのランチは、はっきり言って、かなり高級だ。
しかし出されたランチは、うまかった。
ヴァンシュで特筆すべきは、ここのナンだ。注文を受けてから焼くここのナンは、感動的にうまい。私はこれほどうまいナンを食べたことがない。
結論から言えば、メインのタンドリーチキンも、二種類のカレーも、ライスもおいしかった。値段は若干高めだが、ヴァンシュのランチはお薦めだ。
このレストランに流れる音楽はヒップホップでなかなか格好がよい。モダンなインド音楽はどこで入手できるか聞いてみたら、リトルインディアのムスターファという音楽ショップがお薦めのようだ。
帰りのタクシーは駅まで3.3ドルだった。