クランジ戦争メモリアルを訪れる

 今日は戦争メモリアルを訪れる予定で、戦争記念公園がある最寄のMRT駅は、クランジ(Kranji)駅になる。クランジ駅はシンガポールの北部に位置する。
 駅から戦争メモリアルまでは、歩ける距離だが、少し遠い。行きはタクシー利用で、帰りは歩きでいいくらいかもしれない。
 道を尋ねながら、歩いてみると、この戦争メモリアルは競馬場の向こう側にあった。
 戦争メモリアルに入ると、駐車場にバスが2台とまっている。教育活動の一環として、小学生くらいの子どもたちがたくさん見学に来ている。
 第二次世界大戦中に亡くなった人たちの墓があるのだが、ここの墓の数の多さに圧倒され、私はあの戦争では取り返しのつかないことをしてしまったのだという気分に襲われた。
 高台にある壁という壁には、第二次世界大戦で亡くなった2万4346名の男女の名前が刻まれている。
 行方がまだはっきりしない人たちもいるようで、今なお情報を集めていて、市民からのメッセージを募集している。まだ、第二次世界大戦の後遺症は続いているのである。
 戦争メモリアルを後にして、汗をかきながら、MRTの駅に戻り、シティセンターまで戻る。
 シティセンターでは、デパート内でココナッツジュースを飲む。これが3.1ドル。シンガポールでは、ココナッツでも、果物ジュースでも、シュガーケインジュースでも、ともかく水分補給が重要だ。