素晴らしい小学校の英語の授業を見た

英語暗唱ノート

 これはすでに昨晩のことだが、いつものように帰宅が遅くなり、たまたまNHKの「わくわく授業」という番組を見ていたら、その授業の素晴らしさにとても驚いた。
 番組が扱っていたのは尾道市立土堂小学校の藤井弘之先生の音読の授業実践なのだが、高学年の小学生が生き生きと英語の文章を音読していた。教材は、「ごんぎつね」を英語にしたものだったが、マーチン=ルーサー=キングジュニアの演説なども教材に使っているというから、驚きだ。
 黒板を指しながら、生徒に音読をさせていたのだが、スピードを重視できる電子黒板というものを使われていて、私も一度はやってみたくなった。この電子黒板とは、どんなハードウェアとソフトウェアを使われているのだろうか。
 インターネット上で少し調べてみたら、この土堂小学校とは、「百ます計算」で有名な陰山英男先生が校長先生をやられている学校だそうで、藤井先生の素晴らしい授業は、土堂小学校という素晴らしい土台の上で花開いた教育実践であることに間違いはなさそうだが、いずれにせよ、藤井さんのその実践が素晴らしいものであることに変わりはない。
 新学習指導要領のもとで育った今の生徒たちの学力上の欠点は、「反復」練習が足りないことは間違いのないところだ。問題は、生徒に飽きさせずに、反復練習をさせないといけない状態に学習者を追い込むことなのだが、この電子黒板を使った授業実践は巣晴らしかった。それは「スピード」を重視できるからだ。
 私は小学校の英語教育に基本的に反対だが、藤井弘之先生の授業実践には大いに学ぶものがある。
 アルクから「陰山英男&藤井弘之の 反復練習 英語暗唱ノート」というのが出ているようなので、早速注文してみることにした。