今や1600万人の日本人が海外旅行に出かけているけれど

amamu2006-03-23

 海外渡航自由化が1964年、東京オリンピックの年というのは記憶力の悪い私でも記憶にとどめているのだが、昨日の朝日新聞で「海外渡航が自由化」という「声」の特集記事が掲載されていた。
 それによると、海外観光旅行が年1回、持ち出し外貨500ドルの制限付きで自由化されたのが1964年の4月1日だとある。
 子どもの頃の私は、一生涯自分は海外に行くことなんか金輪際ありえないと思っていて、当時人気のあった加山雄三若大将シリーズを、その代償として見ていたものだ。そんな私でも1981年から82年にかけて初めてサンフランシスコに半年、あとの2ヶ月をグレイハウンドバスでアメリカ合州国を旅したのだが、この頃は、グラフによると、400万人くらいが海外旅行に出かけている。
 1980年代末には、これが800万人へと倍増し、さらに90年代に入って1000万人を突破し、90年代後半には、1600万人から1800万人が海外旅行に出かけている。私が出かけた頃から比べれば、4倍以上だ。
 1964年以前は、海外に出かけるなんて、夢のまた夢であったということは記憶にとどめておいてよいことだろう。