「能力」「業績」による給与で、教師集団は破壊される

amamu2006-06-12

 昨日の朝日新聞の一面に「公立校教員給与 見直し」の記事が一面に載っていた。それによると、「能力」「業績」を給与に反映させることを検討するという。また、「時間外手当」の導入も検討するらしい。
 これまで何度も書いてきたことだが、学校は、教師という人格と生徒という人格が切り結ぶ現場が重要であり、その点で、個々の教員の、教師としての資質が重要であることは言うまでもないけれど、それと同時に、学校全体としての教師集団のまとまりがより一層重要である。
 そして、その教師集団のまとまりを創り出すという点で、能力給は最悪である。なぜなら、能力給や業績による給料は、教師集団の破壊に手を貸すことになるからだ。
 「能力」給が導入されれば、日本の教育が一層ダメになることは明らかだ。