福井日銀総裁の村上ファンドへの1000万円投資によって、1473万円の利益と報道されている。
国民にゼロ金利政策を押しつけておいて、なんと2.2倍の利益である。
これはまさにポール・サイモンの新譜「サプライズ」(Surprise)の三曲目、Outrageous(とんでもない!)だろう。
It’s outrageous to line your pockets off the misery of the poor
貧乏人のみじめさを利用して、私利私欲を肥やすなんて、とんでもない
不良債権問題から国民に痛みばかりを押しつけた小泉政権という政権も、一体何だったのだろうか。
「格差社会」と言うけれど、国民の立場からすれば、単なる一層の貧困化に他ならない。年間所得200万円層が増加しているという資料がある。
その一方で、儲けている「勝ち組」という人は、少ない人たちがマネーゲームによって圧倒的で莫大な利益をせしめている。
福井日銀総裁は、総裁は辞めずに、投資による利益を寄付にまわすという。
ばかばかしさもここに極まれりだ。