100万都市の仙台市が高齢者のうつ対策を始めると、16日付けの朝日新聞に載っていた。
日本は、1998年以降、8年連続で年間3万人以上もの人が自殺していて、世界的にも自殺率が高い。こうした自殺と精神疾患には強い関連性があるとの厚生労働省の有識者懇談会の「提言」があるようだ。
朝日新聞によれば、「フィンランドや豪州などは、うつ対策を国を挙げての自殺予防対策の中に位置付けている」という。
学校でもカウンセリングを入れることは今日普通になってきている。昔は、「精神科」と聞いただけで拒否するような雰囲気があったし、また教育力のある共同体が存在していたけれど、今日、そうした教育力が喪失しつつあるのと同時に、うつ病が増えてきていると言えるのだろう。