「総合人間学会」が誕生

amamu2006-07-22

 これは11日の朝日新聞に載っていた記事だが、憲法学者である小林直樹氏が、哺乳類学の小原秀雄氏、教育学の柴田義松氏らと、「総合人間学会」を結成された。
 「善を志向する人間を、悪に落ちる人間が侵害するという人間の矛盾があるが、この矛盾こそが、人権を実定法化させるきっかけとなったという論」は、憲法学者らしい。
 小林氏は、「「人間とは何か」という問いには「中間的存在」という答えを示す。「天使と悪魔」の中間であり、「広大な宇宙と微少な原子」との中間でもある。「だからこそ、人間は高慢さを捨て、感謝と責任感を持って生きないといけない」」と、強調されている。
 この学会は5月に設立されたということだが、設立総会と同じ日に開かれたシンポジウムでは、評論家の加藤周一氏やノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊氏が講演されたようだ。