プール事故が起こった現場の続報によれば

amamu2006-08-03

 流れるプールでの痛ましい死亡事故についての続報で、「監視員、高校生が大半」という記事が朝日新聞夕刊に載っていて、「当時プールにいたアルバイトの監視員13人のうち11人が高校生で、大半は吸水口の危険性を認識していなかったことが埼玉県警の調べでわかった。同社と市の契約で求められていた監視員への講習会についても、受けていないと複数の元監視員が証言しており、ずさんな管理運営の実態が浮かび上がった」と、報じている。
 下請け会社が「採用した高校生11人と20代2人の計13人のアルバイト監視員と社員(36)」が現場にいたわけだが、「午後1時半ごろ、流水プールの吸水口のさくが外れていたのが見つかった後、アルバイトの監視員数人が社員に連絡などをしている間に」、小学校2年の女の子が吸水口に吸い込まれて、今回の死亡事故は起きてしまった。
 「同社の説明によると、A4版8枚の管理マニュアルを現場責任者に配布し、責任者がアルバイトの監視員に口頭で説明していたが、吸水口など流水プールの構造に関する項目はなかった」という。
 「また、市との契約では監視員は日本赤十字社などの講習会を終了したものや、経験者を適切に配置するよう求めているが、昨年まで3年間、事故のあったプールで監視員のアルバイトをしていたふじみ野市の女性会社員(18)によると講習会は受けたことがなかったという。また、採用面接の際、水泳経験や救助の知識を尋ねられることはなかったといい、女性に「私は泳げない」などと話す監視員もいたという」とのことだ。