「星の航海術をもとめて」を斜め読みした

星の航海術をもとめて

 少し前に購入した「ホクレア号の33日」という副題のついた「星の航海術をもとめて」を斜め読みしてみた。
 この本の中の「ポリネシア、水の世界」という章のところで、例のポリネシア三角海域の紹介があって、「このポリネシア三角海域のそれぞれの頂点となるのが、ニュージーランドイースター島、そしてハワイということになる。この三角形の中には、文化、言語、身体的特徴を共有する人びとが住んでいる。かつて、キャプテン・ジェームス・クックはこれを指して「地上最大の国」と呼んだ」とある。
 そして、「人類のポリネシア殖民については、二つの学説が唱えられている。一つはこれを偶然の結果と見る説。もう一つは明確な意図を持って成し遂げられたと見る説である」として、古代ポリネシアの航海術を求めて「古代ポリネシアの航海カヌーに似せた船を造り、古代の方法で、すなわち航法器具を一切用いずにタヒチまで行って帰ってこよう」とするホクレア号のいきさつを説明している。