Paul Simonのソロアルバムの中での私のお薦めの一枚は1972年のPaul Simonだ。
これは、S&Gが解散してからポールサイモンのソロ第一弾であり、Robert ChristgauがそのRecord Guideでかつて次のように書いたことが印象的だった。
I've been saying nasty things about Simon since 1967, but this is the only thing in the universe to make me positively happy in the first two weeks of February 1972. I hope Art Garfunkel is gone for good--he always seemed so vestigial, but it's obvious now that two-part harmony crippled Simon's naturally agile singing and composing. And the words!（「1967年以来サイモンについて私は意地悪いことを言い続けてきたけど、これは1972年2月の最初の二週間私を幸せな気分にさせてくれた労作だ。アートガーファンクルには永遠にいなくなって欲しい。彼は常に必要な痕跡のような存在にみえたが、二部のハーモニーがサイモンのしごく機敏な歌と歌づくりをダメにしていたことは明らかだ。そして、なんといっても今回の歌詞の見事なことといったら！」
Robert Christgau氏のアルバムPaul Simonに対する評価はA+である。
