憲法が争点となる一年になるだろう

amamu2007-01-01

 安倍首相が年頭所感で、「今年、施行60年を迎える日本国憲法に関して「新しい時代にふさわしい憲法を、今こそ私たちの手で書き上げていくべきだ。その前提となる憲法の改正手続きに関する(国民投票)法案について、本年の通常国会で成立を期す」との方針を示した」とインターネット上のニュースで伝えられている。
 また、日本経団連の御手洗会長が御手洗ビジョンを発表し、日の丸掲揚と君が代斉唱を提言したと今日の新聞が伝えている。御手洗ビジョンは、憲法九条の「改正」をも求めていて、「安倍首相の主張に近い内容」と報じられている。
 憲法九条の第二項をなくしたら、戦争ができる国になってしまうと、九条の会など、憲法改悪に反対する草の根の運動が広がっている。イラク戦争に対する批判も合州国内だけでなく国際的にも強まっている。今年は統一地方選挙参議院選挙が予定されているが、安倍政権の支持率が低下する中で衆参ダブル選挙の可能性も論じられている。憲法改悪を許さない国民側の反撃が一層重要となる一年になるだろう。