近年のうちの卒業式はなかなか素晴らしい

 学校というところは、教師集団と生徒集団が集まっているところだから、構成員によって毎年違う。例えていえば生ものといえるかもしれない。昨年と今年とでは、それほど違わないかもしれないけれど、10年単位でみるならば、構成員は当然違ってくるからうんと違ってくる可能性がある。
 それで、私が勤めている高校の卒業式であるが、うちは人事異動がほどんどないから、先輩教員たちがつくりあげてきたものを、生徒実態や生徒の要求、時代の趨勢に対応して、学校を発展的に変えてきている。それで、卒業式だが、前はかたいばかりの式であったが、最近は、きちんとした式と生徒の発表の場と二部形式に分けているので、なかなか楽しく充実している。
 とくに最近は教師集団と生徒集団との関係が悪くないから、卒業式も、なかなか感動的なものになる。職場を誇りに思える一瞬でもある。