年金問題は、一体全体、何がどうなっているのか、さっぱりわからない

amamu2007-05-30

 年金問題は一体どうなっているのか。
 「5000万件」の「宙に浮いた年金問題」「消えた年金問題」「救済」という字が新聞に踊り、テレビでも報道されているが、今の段階では、何が問題なのか、さっぱりわからない。
 そもそも日本は戸籍にうるさい社会だし、管理能力の高い社会ではなかったのか。けれども、今回の問題を考えるに、そうでもないようだ。
 わかることは、社保庁の仕事が信じられないほど、いい加減だということだ。
今日の柳沢大臣の話では、950億円以上の年金が宙に浮いているということらしい。
 きちんとなされていない問題で、どうきちんとなされていないのか、明確にしてもらいたい。
 「5年間の時効」を撤廃するということは当然だ。
 年金は、強制的に保険金を取り立てるくせに、自分から申告しないと受給できないということ自体が問題だと長年思ってきたが、こんなずさんな管理能力では、大事な年金をまかせるわけにはいかない。そもそも保険料を支払っているのに、その見返りが、もらえるまでよくわからないというシステム自体が問題ではなかろうかと、これも長年思っていた*1。長い期間にわたって国民が保険金を納めるのだから、長い期間にわたって、関係諸機関は、そのフィードバックに努めるべきだ。保険料を支払っていても、年金がきちんと支払われないとすれば、どこに責任があるのか。長年にわたる自民党政治に責任がないとは言わせない。そこをリコールすべき問題があるのではないか。そんな無能で、いい加減なシステムや政治は、いらない。

*1:長年働き続けて、ようやく私の場合も、試算できるようになり、昨年、社会保険庁に試算をお願いし、返信をもらえた。それ以前は、関心があり、要求があっても試算の依頼すらできない状態だった。