参議院選挙の争点は、平和と格差と貧困

加川良の教訓



 シバの詩と曲だが、加川良の「教訓」に収録されている「悲しい気持ちで」は、いい唄だ。
 貧困の真っ只中で、若者の自立をテーマにしているこの唄を、今を生きる多くの若者に聞いて欲しい。

 

 いくら 歩いても
 いくら 歩いても
 悲しい気持ちは かわらない
 ああ まっぴらさ


 せまい 四帖半で
 せまい 四帖半で
 足腰 たたねぇ
 ああ まっぴらさ


 パンとラーメンで
 パンとラーメンで
 毎日 パンとラーメンじゃ
 ああ まっぴらさ


 寒いのは もういやだ
 寒いのは もういやだ
 おいらのハートは カチカチさ
 ああ まっぴらさ

 「教訓」に収められている「ゼニの効用力について」も名曲だ。
 おそらく、はっぴいえんどがバックで演奏していると思われるこの曲は、まさにロックしている。
 1971年の私の愛聴盤であった加川良の「教訓」で唄われている貧困の問題は、悲しいことに、今の時代にも通じてしまう。