二百三高地の次に訪れた旅順博物館も、日本人旅行客にとって許可が必要な場所のひとつである。
ここには、大谷光端探検隊が発掘したトルファンのミイラが展示されていることで有名だ。
立派なコレクションを説明してもらった最後に、骨董品の販売説明がある。つまりこれはビジネスである。博物館も最後は商売で、案内をしてもらった館内説明者が急に販売員になるのは、中国政府の外貨獲得という方針からのことに違いない。陳列されているひとつのケースの中に、ずらりと骨董品が並んでいる。ケースも含めて、日本円で150万円だという。