小沢氏の民主党代表辞任表明

amamu2007-11-05

 これは小沢氏も昨日の代表辞任の会見で辞任の理由のひとつとして説明されていたけれど、国民の要求を実現する政治が焦点であることは間違いない。
 それでは、国民の要求とは何か。
 小沢氏は、農業政策や子育て支援をあげていたが、それもそうだが、国民の要求を実現する政治とは、ひとつには、賄賂や汚職のない清潔な政治である。それは、この間の守屋次官の問題をとってみても明らかだ。国民の要求は、政財官の癒着のないきれいな政治にある。
 またひとつには、年金問題のように、額に汗して働く者が、安心して暮せる政治である。この年金問題が実にいい加減であったということは報道されている通りである。
 また複雑な国際政治情勢の中で、平和に暮らす権利も重要であることは言うまでもない。国際社会の中で、他の国の人たちと平和に暮らせることは大切である。アフガン問題やイラク問題が、どうなっているのか、またそうした国際情勢が日本とどう関わっているのか、明確にすべきである。20万ガロンと言い張っていたのが実は80万ガロンであったり、航海日誌が無くなっていたとか、あまりにもお粗末なことが多すぎる。政策上の差違というよりは、基本の基がなっていない国になっていることが重大だ。
 国民本位の政治を考えるうえで、当然にも政党勢力の数合わせが優先課題になってはならない。優先課題は、あくまでも国民の平和と暮らしであり、そのための政治である。だから、情報公開の原則は重要であり、これまでのような密室政治や料亭政治があってはならない。
 今回の福田首相民主党代表であった小沢氏の二人だけの懇談は、そうした意味で、適切であったのか。こんなことをやっているから、日本の政治は三流だと世界から批判され続けているのではないか。 
 国民の要求実現ということでいえば、果たして政権政党である自民党公明党は、そうした努力をしているのか。野党第一党民主党や野党の各政党も、そうした努力をしているのか。そこが焦点である。
 今回の小沢氏の民主党代表辞任は、以上の視点から考えるに、まるでしっくりこない。
 そもそも小沢氏は、自民党の党員だった。新進党自由党、そして民主党と政界再編の中で渡り歩いてきた。新聞報道によれば、「壊し屋」という異名を取っている。
 自民党を割りたいのか、民主党を丸ごと連立という流れにならなければ民主党を割りたいのか、今回の件での氏の本意は理解しかねるが、国民の要求を実現すると言いながら、その責任を放り投げ、政界再編の方に、より興味があるのではないかと見られても仕方あるまい。それは、国民の要求に背を向けていることに他ならない。
 こうした政治の中で、被害をこうむるのは国民である。