額賀財務相と守屋氏の喚問要求を与党は拒否

amamu2007-11-26


 額賀財務相の証人喚問をめぐって、与野党の対立が激化している。
 以下は、時事通信からの引用。


額賀、守屋氏の喚問要求=与党は拒否、参院委で調整続く−野党
11月26日21時1分配信 時事通信


 民主、共産両党は26日午後の参院財政金融委員会理事懇談会で、防衛専門商社元専務らとの宴席に同席したとされる額賀福志郎財務相守屋武昌前防衛事務次官の証人喚問を要求した。しかし、与党は「額賀氏は誠心誠意答えている」として拒否した。これを受け峰崎直樹委員長(民主)は職権で、喚問実施を議決するための理事会と委員会を27日に開催することを決定。ただ、与党は出席しない方針で、同日は理事懇などの場で協議が続く見通しだ。 


 以下は、毎日新聞からの引用。

<額賀財務相>喚問要求で与野党対立激化
11月26日19時26分配信 毎日新聞



自民党税制調査会にのぞむ額賀福志郎財務相自民党本部で2007年11月26日午後0時9分、藤井太郎撮影

 額賀福志郎財務相が防衛商社「山田洋行」元専務、宮崎元伸容疑者との宴席に同席したと守屋武昌前防衛事務次官が証言している問題で民主党など野党4党は26日午後、国対委員長会談を開き、額賀氏と守屋氏に対する証人喚問の参院財政金融委員会での実施を求めることで一致した。これに対し福田康夫首相は同日の参院本会議で「額賀氏は記者会見や委員会で丁寧に説明している。引き続き08年度予算編成に取り組んでもらいたい」と答弁し額賀氏擁護を鮮明にするなど、喚問をめぐる与野党対立はエスカレートしている。

 宴席問題では民主党が「同席者の証言を得た」と日時・場所を特定しながら追及しているのに対し、額賀氏も「(宴席の)座席表を明らかにして質問するのが国会議員の責任。国会の品性を欠く」(23日)などと、真っ向から否定している。民主党は26日の参院財政金融委員会理事懇談会で額賀氏と守屋氏の証人喚問を要求。採決による喚問実施もちらつかせるなど強硬姿勢を崩していない。小沢一郎代表は同日、長崎市で記者会見し、「やましいことがないのなら堂々とすればいい」と述べ、与党は喚問に応じるべきだと主張した。

 一方、与党も額賀氏擁護の姿勢を次第に強めている。26日の記者会見で町村信孝官房長官は「額賀氏は正確に話している。確かな根拠があるのか分からないことで閣僚を追及するのは妥当か、という逆の問題すら起きてくる」と民主党をけん制した。

 額賀氏が財務相であることから、国会での追及が長期化すれば、年末の予算編成にも影響し、政権直撃は確実だ。仮に宴会が証明されれば額賀氏の進退に波及すると野党がみる一方で、与党には「民主党があまり踏み込めば昨年のニセメール問題の二の舞いになる」とけん制する声も出ている。【田中成之、山田夢留】

最終更新:11月27日0時30分