昨日、リバーダンス(Riverdance)を観てきた。
リバーダンスは、アイリッシュミュージックとアイリッシュダンスを素材に、アイルランドの歴史をテーマとして組み立てた1995年が初演のショーである。現在、世界的に公演に出かけている。
アイリッシュミュージックの素晴らしさについては、実に感動ものだ。私自身、ケルティッククリスマスと題する日本でのコンサートに毎年のように行っていたことがあるし、アイルランドにも、家族四人で出かけたこともある。
イギリスに支配された800年の歴史。19世紀半ばのジャガイモ飢饉。そして移民の歴史。
「この独特の踊り方はイギリスの植民地時代にアイルランド人が自分たちの剥奪された文化を忘れないために、イギリス人に見破られないよう下半身だけを動かしてステップを継承していたためだという」。
アイルランドの主張であり、アイルランドのナショナリズムなのだろう。
パイパーとして尊敬されているイーリアンのパイプ。
リバーダンスの中では、フラメンコや黒人のタップダンス、ロシアのコサックダンスとアイリッシュダンスとのからみを表現している場面もあったが、この辺の事情はよくわからない。
第一部から第二部にかけて、盛り上がりをみせ、最後の舞台は、異様な興奮に包まれた。
全ての人に、このリバーダンスをすすめるが、とくにイギリス語の先生に見てもらいたいと思った。