小泉元首相、政界を引退

amamu2008-09-25

 小泉元総理大臣が政界引退だという。
 2006年に野中広務氏が「自民党を壊しただけでなく、日本を壊してしまった。パフォーマンスをやっていれば当選できる政治家をつくった」というようなことを発言していたが、自民党をぶっ壊すと言って、日本を壊したという批判はあたっている。
 今度は小泉氏の次男が選挙に出るという。
 昔からそうだといえば、それまでだが、二世議員が多すぎやしないか。
 小泉元総理は、祖父の代から、父、本人、その子どもと、もし当選するとすれば、四代目である。いつから政治家は世襲制になったのか。近代国家といわれる国々の中で、これほど世襲的な議員がいる国はあるのだろうか。
 総理大臣だって、安倍首相・福田首相と、連続しての政権投げ出し総理も、お坊ちゃま総理である。
 今度の麻生氏にしても例外ではない。
 麻生新内閣だって、閣僚18人中、11人が世襲議員だという。
 福田氏や安倍氏は、総理大臣まで上り詰め、政権を投げ出したわけだが、次回の選挙に出るというのだろうか。
 まさに、国民の民度が問われていると言わざるをえない。

小泉元首相:次男を後継に 「やはり人の子」「がっかり」

 小泉純一郎元首相の引退表明の会合に出席した自民党横須賀市連の幹部によると、元首相は同席した次男進次郎氏を後継にすると説明し、「自分は27歳で衆院選に初挑戦した。次男も27歳。しっかりやれるはずだと思う」と支援を要請した。進次郎氏は「長年父を応援してくれてありがとうございました。一生懸命やります」とあいさつしたという。進次郎氏は秘書、兄の孝太郎氏(30)は俳優をしている。

 次男の後継指名について、元首相が会長を務めた郵政民営化研究会元事務局長の松沢成文・神奈川県知事は「小泉さんは派閥政治を否定し、日本政治を変えようとした。世襲政治にも一線を引く潔さがあれば株が上がったのではないか。やはり人の子だったのか」と苦笑いしながら話した。フリープロデューサーの木村政雄さんも「次男を出すのは、ちょっと待ってよという感じ。小泉氏は既成の政治家にはまらない格好良さがあったが、なんだアンタも普通の人かとがっかりした」と話した。【吉田勝、五味香織】