長尾藤三さんの「快感自転車塾」を再読した

快感自転車塾

 俺はいつから長尾藤三さんのファンになったのか。
 少なくとも1995年1月17日の兵庫県南部地震阪神淡路大震災)以前であったことは間違いない。
 長尾藤三さんの本は、どれを読んでも文体が軽く、面白い。そして個性的。そしていつも豊かさを感じる。
 この「快感自転車塾―速くはなくともカッコよく疲れず楽しく走る法。」(2008)も、これまでに何度か読んだ。
 プロローグに次のようにある。

足腰によく、心肺によく、肥満を防ぐ最高のスポーツ。年間を通して、いつでもどこでもできる便宜性。最初にジテンシャを手に入れる時以外ほんとにお金のかからない経済性。しかもエネルギー資源を使わず、環境を汚さないサイレント&クリーンさ。21世紀の生涯スポーツとしてこれほど素晴らしいものがあるでしょうか。

 まさにその通り。
 本書を自転車に興味のある全ての人に薦めたい。