宇宙航空研究所開発機構が、放射線を測定し、画像で放射能の分布を確認できるカメラを開発したと発表。3月30日の朝日新聞が報じている。
カメラは、セシウム137などから飛んでくるガンマ線をキャッチ。線量の高低に応じ、赤、青、黄などに色分けして表示する。福島県飯館村で実証試験を行い、性能が確認できたという。
これとは別に、昨日29日の朝日新聞の「南相馬日記」というコラムで「放射能に色がついていたら」という記事があった。
「放射能にせめて色がついていたなら」
こんな声をよく聞く。見えない故の不安。割り切れなさ。どれだけ除染をしても心もとない、その焦り。
震災前、約7万1千人の住民がいた。原発事故で市は避難を呼びかけ、一時は1万人前後に落ち込んだ*1。
放射能に色がついていたら・・・。
見えない放射能の恐怖との闘いが続く。
*1:「22日現在、市内居住者は4万3941人まで戻った」とい記事の最後に記載されている。