映画「釣りバカ日誌9」を観た

釣りバカ日誌9

 映画「釣りバカ日誌9」を観た。
本作品はよくできている。シリーズの中でも好きな作品。
 風吹ジュン小林稔侍が出演。
牧野営業部長扮する三谷昇がいい*1
 いつものように、佐々木課長(谷啓)とハマちゃんとのかけ合いがとっても可笑しい。まるでベテランの漫才だ。谷啓は名優だ。

八城社長とはニューヨークのヴィレッジバンガードで一緒をした馬場部長(小林稔侍)と浜崎伝助。どちらもいい部下ですねという八城建設社長(中村梅之助)と鈴木社長の話が実ににいい。

しかし鈴木社長の采配ぶり、とりわけ情報管理は素晴らしい。ハマちゃんのことが八城社長から話題として出されたときの、鈴木社長の情報管理能力はすごいと思う。
社長は演技できないといけないというよい見本。社長は演技派でないといけない。
「川内」と「仙台」違いもおかしい。
甑(こしき)島の釣りに向かう前の元あかねのママ(風吹ジュン)の演技が素晴らしい。
本作品は教育問題にも触れている。
人間、自然と遊ばないといけない。人間は自然に生かされているということを忘れてはいけない。
映画の最後の釣りの場面が美しい。
栗山富夫監督作品。
是非とも本作を見てほしい。 
1997年公開。

*1:日本社会における「男泣き」。俺は、そういう文化のもとで育ったから、「男泣き」に大変共感する。が、これは、海外からみると、どのように映るのか、たいへん興味深い。おそらく同性愛と見られるだろう。