以下、朝日新聞デジタル版(2016年6月6日11時36分)より。
5日投開票された沖縄県議選(定数48)で、翁長雄志(おながたけし)知事を支える与党勢力が告示前より3議席多い27議席を獲得し、過半数を維持した。安倍政権が進める米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画の阻止を訴える翁長氏は6日未明、「勝利だ。1年半の県政にご理解いただけた」と記者団に述べ、引き続き政権との対決姿勢を強める方針を示した。
告示前にうるま市の女性の遺体を遺棄した容疑で、米軍属の男が逮捕される事件が発生。県民の反基地感情の高まりが、翁長氏や与党への支持につながったとみられる。告示前は47議席(欠員1)のうち、与党24、中立9(議長を含む)、野党14。当選者のうち、朝日新聞の事前アンケートに県政への立場を「与党」と答えたのは27人で、「野党」は15人、「中立」は6人。