映画「この世界の片隅に」を観てきた

この世界の片隅に

 劇場に出かける時間が取れず、観ることがなかなかできなかったのだが、評判のアニメ映画「この世界の片隅に」をようやく観てきた。
 前半に誤解を恐れずいえば”退屈する”ほど当時の日本の暮らしが丹念に描かれる。すずさんの性格も丁寧に描かれる。だからこそ、悲劇に対する怒りも悲しみも出てくる。
 いろいろな場面が短く挿入される表現になっているので、大人も子どもも、それぞれの見方で理解できるのだろう。
 単純なようでいて、深い。
 とくに戦争の場面は圧巻。
 心を込めてつくられた作品だった。
 原作は、こうの史代。監督は片渕須直
 音楽はコトリンゴ